1700年前の漢字王羲之(おうぎし)の展覧会を見にいった。 大和朝廷が成立した4世紀、中国で書を芸術に高めた書聖だそうだ。 実に1700年も前の文字である。 その美しさ、品の良さ。 習字をまじめにやったことのないぼくをも、 素晴らしいと唸らせる。 漢字を放棄して記号のような文字を使っている国の人たちは、 掛替えのないものを失ってしまったと感じるのではないだろうか、 この展覧会を見ると。