私は昔から酷いドライアイで、目薬依存症でした。

それは市販の目薬1本を2週間程度で使い切ってしまうほどで、朝コンタクトレンズを装着すると夕方には10分置きに目薬を差さないと目の乾燥に耐えきれないような状態でした。

入職した際、「目薬を差しながらオペ介助はできないよ」と先生に早速指摘されました。

先生に診察して貰った結果、コンタクトレンズの装着に加え、もともと持っているアレルギー体質の影響もあり、中等度以上のドライアイであるとのことでした。。

そして、治療方法としては“涙点プラグ”の装着が最も有効であると言われ、先生に施術してもらいました。



涙点プラグとは何かご存じですか?

人間の目には、涙を排出する穴である“涙点”が上下2箇所、両目で計4箇所、目頭付近にあります。

私はこの涙点から涙が出てくるものだと勘違いしていましたが、涙は瞼の外側にある涙腺で作られ、涙点から涙が排出されるらしいのです。

涙点にシリコンの小さなプラグを入れて排出口をふさぐことで、涙の流出を防ぐのがこの治療の目的です。

なので、分泌する涙を増やすのではなく、分泌量の少ない涙を目の表面に留めておく治療なのだそうです。


実際に先生に施術してもらった感想ですが、涙点プラグを装着した直後からドライアイの症状がなくなりました。また施術中も現在も、痛みや違和感など全くありません。

目薬依存症の生活から解放されて、とても快適な日々を過ごしています。

先生曰く、物事には必ず原因があり、それを突き止めて解消すれば問題は解決するとのことです。

原因を解明し、それに適した治療をすることが大切なのだと実感しました。