卑猥料、20円 | Timely gocci

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路上1時間に、学科2時間も受けたらへろへろ。
ギリアラサー、来週アラフォーのgocciです。
まだ34かよ、と自分でもびっくりです。

そんなへろへろな教習所帰りに寄ったラーメン屋で、事件は起きました。

さして広くない店内で、声高らかに勃つの勃たないのと喚いている酔っ払いのおじいちゃん4名。
(目視レベルですが、間違いなく4人とも勃ちません。あと1杯ずつでも飲ませれば確実におねんねです)

GW明けの労体に鞭打って二日間働いたのであろう、
よれよれの単身赴任のお父さんたちも、ラーメンすすりながら超・迷惑顔。

ほどなくしてお会計になったのでやれやれやっとのんびりできるぞと思っていた、その時。

「兄ちゃん、お会計いくらね?」
割と4人の中でもしっかりしていそうな(それでも勃ちそうにはないが)おじいちゃんが尋ねました。
「3,060円です」
「…4人で割ってくれんね」
「…はい、少々お待ちください」

簡単な計算です。
3,060円を3,000円と60円に分け、
3,000÷4=750
60÷4=15
750+15=765
そう、お一人様765円。

なんだよたいして飲んでねーじゃねーかよと思っていたら、
計算して戻ってきたバイトのお兄さんはこう言いました。


「おひとり様770円です」


「(゚∀゚)!!!?」

思わずラーメンをすする手が止まり、顔を上げそうになりました。
ギリギリで踏みとどまったのは、34年かけて育成してきた自制心というやつのお陰でしょうか。


「おぉ、770円ね、はいはい」
おじいちゃん達は小銭をじゃらじゃら言わせて、千鳥足で帰っていきました。



お兄さん、その20円は、卑猥料だよね?
決して今、店内にいる4人で5円ずつ山分けしようってな魂胆じゃあないよね?
っていうか、あんなにテーブルの上でじゃらじゃらしてたら、あと20円くらいぼったくってもわかりゃしなかった…なーんてことは、ないよね。。。



なんだかあまりにも鮮やかにぼったくられたおじいちゃん達のことが、
ちょっと夢なんじゃないかと思いつつ。


1円も値引きされないまま、店を出ましたとさ。
(当たり前だろ!!)