今年は開花が少し遅れていたサガリバナですが、ようやく見頃を迎えています。
真っ暗な中カヌーを漕ぎだして、マングローブの川をのぼっていきます。
中流付近、マングローブの数が少なくなってくると、ほのかに甘い香りがただよってきます。
暗闇でも目立つ、白やピンク色をした花が、房状に咲いています。
コノハズクの鳴き声がアカショウビンやリュウキュウサンコウチョウ、イシガキヒヨドリの鳴き声に変わり、空が白んでくると、花はどんどん落ちていきます。
早朝の静けさの中、落ちる花が水面を打つ音もはっきり聞こえます。
朝日に照らされた鏡のような水面。
早朝ならではの特別な空間ですね。
Arisa