いま、世間との間に一定の距離を取って孤立する青年たちを「引きこもり」と呼んでいます。

しかし、その事情もそれぞれで一律のものではないようです。かつて日本に職業選択の自由が制限され、家の事情や親の意志が最優先された時代には引きこもりはなかったようです。定められた役割に生きるしか生き残る道はなかったからです。

戦後の日本になって、しかも奇跡的な経済成長を達成してから、いわゆる「引きこもり族」が棲息できるニッチが生まれました。これを進歩とみるか退歩とみるかは難しいところです。

しかし、生命の原理からして生きられる環境がないところにいかなる人間でも生存できるはずはありません。宇宙の誕生以来、宇宙を多様で多量な生命で満たすようにあらゆる可能性を求めて限りなく長い時間をかけて進化してきました。

大きな見方をすれば、引きこもり現象も一つの「宇宙の意志」とも取れるようです。ただし、このトライアルが成功するか失敗するかは、ただ今後の生命量の増大をもって計るしかしかないと思います。その原理に反することは、宇宙に存在し得ることはないからです。

その意味で、地球クラブは「引きこもりは正しい」と考え、引きこもり青年の自立を支援します。引きこもりから逃げるのでなくて、むしろ引きこもりを完成させるために、「地球エン旅」に参加することを呼びかけます!

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