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Jトピアでは、日本の優れた大工技術の海外への普及を行なって木造加工技術の改良を促進します(大工技術の日本化プロジェクト)。

写真は、Jトピアのビジターのオビカさんが、昨年バンタヤン島が台風30号の被害に遇ったために漁船を修理しているコミュニティの修理工場に出掛けて、日本の鉋(カンナ)の使い方を紹介している光景です。

フィリピンではカンナは有っても中国製の精巧でないカンナで、日本のように二枚刃で精巧な加工が出来る物が有りません。また、日本の鉋をメンテナンスするためには砥石の研磨技術も必要になります。

今回、オビカさんは、日本の鉋と砥石を日本から持参して、実際に使用しながら日本の伝統的な大工技術が、実際に漁船の建造のために精巧で能率的な技術を提供できることを紹介しました。

ただし、日本の大工道具は高価な物ですので、バンタヤン島の漁民たちが今すぐに買い揃えることは無理ですが、文化は違っても大工の専門家ならば工具の価値は分かるはずですので興味を持つのは当然です。そこで、強い興味を持った道具から導入できるように考えています。