日本人がフィリピンと何かの事情で係わり合いを持った場合に、日本人がフィリピンの「貧しい」子供たちとどういう目線で付き合って、もし何かの「支援」をしたくなった場合にどういう「支援」が可能なのでしょうか?

フィリピンの中には何処に行っても「貧困」があります。別に悪趣味な「ゴミ山見学ツアー」を探して参加する必要も無くて、そういう「国際礼儀」を欠いた怖いもの見たさを煽っての海外「見世物」ツアーを催行する商業的な「興行者(ある種のNGOや旅行業者)」の手に落ちる必要はないのです。

「フィリピン貧困見学ツアー」が良いか悪いかは議論するべき対象ではなくて、それに対する答えは一言、「駄目なものは駄目」なのです。学校の先生が生徒から、「なぜ人を殺してはいけないのか」と問われて答えられなくなったと言うことを聞いたことがあります。

こう言うことは、親や学校が子どもに理由を説明しなければならないことではなくて、「弱い者いじめや卑怯なことをしてはいけない」というのと同じように躾けの問題です。或いは『日本の文化伝統』だからそうなだけです。

だから、日本人は海外に行く時には『日本の文化伝統』を持って行かなければなりません。日本から下品と恥を輸出するのが許されるのが民主主義と考えるのは日本人が「貧しい」からです。「貧しい」人間がわざわざ海外に貧困を見学に行く必要はありません。

写真は、今日3/24に、私たちセブJトピアがお世話させて頂いている地元のサンタフェハイスクールの10人の生徒たちが卒業式の参加を依頼に来たときの光景です。生徒たちは、家庭が貧しくて高校に進学できませんでしたが、成績優秀な子供たちの願いを私たちが奨学生として四年間支援させて頂きました。