バンタヤン島にロングステイしている小比賀さんは、日本の大工技術の紹介を通して、地域社会の人たちとコミュニケーションして、親しくなりました。

これが、セブJトピアが行なっている生きがい創出の海外移住のあり方です。と言うのは移住とは、移り住んだ新しい地域で、その地域の人たちと新しい人間関係を作り上げることだからです。

例えば、新しく始まったNHK朝の連続小説『まれ』では、石川県能登地方に越してきた一家が、その地域の住民たちと繰り広げる人間関係がメインテーマなのですが、これが正しい『移住』の姿なのです。

ところが、フィリピンの移住サイトに投稿されている記事には、景色や食べ物や珍しい観光スポットの紹介ばかりで人間関係がほとんど見られません。つまり、移住ドラマ『まれ』に人間ドラマが無くて、能登地方の観光と食べ物の紹介ばかりなら、観光番組であっても人間ドラマではありません。同じようにあなたの海外移住物語とは観光番組では無くて人間ドラマなのです。

写真は、ビジターの小比賀さんが、近くの家具工房で親しくなった地元の人と交流する光景ですが、この姿が海外移住のあるべき姿です。