こんにちは!


管理栄養士・ファスティングマイスターkiyoです。


春らしい気候から一転してまた真冬の様な寒さの東京ですね。


しかし、花粉症の方にとっては辛い辛い非常事態の毎日でしょうか。

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この季節、花粉は毎年やって来ますから、花粉を敵だと認識してしまった免疫システムが、その記憶を薄れさせる暇がありません。


本当は敵ではありませんし、忘れて欲しいのですが、私たちの体はしっかりと覚えてくれています。



片方で、免疫の記憶を長く維持してほしいワクチンによる免疫記憶は、

該当する病原菌やウイルスが身近に居ないことが多いですから、10年ぐらいしかもたないことが多いのです。


結局、忘れたいことが忘れられず、忘れてはならないことを忘れてしまうという状況になっています。


花粉は毎年飛びますから毎年復習することになりますし、


ワクチンによる免疫は小学生の頃に習ったまま復習しないことに相当しますから、


そのような違いの出ることは致し方無いでしょう。


免疫記憶は個人差があるとは言え、たとえば10~20年間ぐらいスギ花粉の無い地域で生活すれば、スギ花粉の記憶はかなり薄れることと思われます。


これは最も安全で有効な治療法になるでしょうが、現実問題として引っ越すわけにはいきません。

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そのため、巷では今も多くの研究機関によって、より有効な新しい治療法の研究が進められているところです。


しかし、都心部よりも地方の自然が多い地域の方が花粉の飛散量は多いと思いませんか?


それなのに、都心部に住む人たち子どもからお年寄りまで花粉症が大流行しています。


はっきり言って、一度記憶された免疫記憶は容易なことでは消されません。それに、その記憶システムの全貌についてはまだまだ不明なことがたくさんあって、人間が容易にコントロール出来るような単純なものではないのです。



花粉に対する免疫記憶を消去する根本治療は、今のところは長い期間と費用がかかるので、大多数の人が利用しているのが、いわゆる「花粉症の薬」です。


これらの対症療法的な薬も日進月歩ですが、何らかの生体機能を阻害するタイプですから、多かれ少なかれ副作用が在りますので、本当のところは使いたくないでしょう。



さてそのような中で、皆さんが安全に、しかも健康にも良い方法で、花粉症の症状を軽快させる方法を考えてみますと、およそ次のようになります。


一つ目として、侵入経路のバリア機能を低下させる要因を拭い去ることです。


たとえば栄養不足、乾燥、有害物質との接触、体調不良などでしょう。



二つ目は、過剰な免疫反応を抑制する働きのある物質を体内に増やすことです。


その代表例は、ケトン体とも呼ばれるβ-ヒドロキシ酪酸です。


これは空腹時やファスティング中に血中に増えてきますから、できるだけそのような時間を増やすことです。

言わば天然の抗炎症物質だということになります。


また空腹時には交感神経系が活発になりますから、アレルギーに関わるリンパ球の数が相対的に減少しますので、それも有利に働きます。


簡単に言えば、空腹時間を増やすことです。


三つ目として、食事内容で留意することは、動物性食品を控えることです。


ケトン体を生じやすいからと言って、肉類や乳製品の比率の多い、いわゆるケトン食などを食べると逆効果になります。


なぜなら動物性食品にはアレルギー反応を促進させる様々な物質を多く含んでいるからです。


更には、動物性食品は腸内フローラも悪化させますので、特に大腸で免疫の制御に大きく関わっている酪酸菌を減らしてしまいます。


また、それをよく噛んで食べることも重要です。



四つ目として、亜麻仁油などからαリノレン酸、その他EPAやDHAをサプリメントなどから多く摂っていただきたいと思います。


これらのオメガ3系脂肪酸から、炎症を収束に向かわせるレゾルビンやプロテクチンが作られます。


過剰な炎症を抑えることは、アレルギー反応を抑えるだけでなく、粘膜のバリア機能を健全に保つことにもなり、大変有効だと思われます。


五つ目として、不足気味のミネラルの補給を心がけてください。


特に鼻という器官は、多くの動物にとって生存するために最も重要な感覚器官です。

だからこそ、鼻と脳の距離が大変短くなっていて、脳に情報を与えやすくなっています。


鼻粘膜を健康にすることは、脳を健康にするためにも必須であると言えます。



全体として言えることは、野生動物の中にも花粉症を患っている個体が増えてきていることは、すなわち花粉の量や、同時に飛んでくるPM2.5などの有害物質が環境中に急増していることを意味しています。


しかし、残念ながらそれがすぐに浄化されることを望んでもすぐに解決されるとは思えません。


ですから、それらに対抗しうる健康体作りを目指していかなければなりません。


健康体を作るためには全身の細胞一つひとつが健康である必要があります。


それが実現できれば、望んでいなかったアレルギー反応をも最小限に食い止めることができるのです。




最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


管理栄養士・ファスティングマイスターkiyo

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