エリナおばあちゃんはまだ一人で生活できるような状態ではなく、当面神奈川の姉の家で療養生活を送ることになりました。
退院して以降も毎朝自分が工場で仕事をしていると覗きにきては様子をみたり、自分で機械を動かそうとしていましたし、明日はもう神奈川に行くというのに、糸鋸盤にうまく刃を固定できないのがもどかしくてしょうがないのか、刃の固定の仕方を教えろと言ってきていました。
その機械は手術する直前までおばあちゃんが毎日使っていた糸鋸盤なのです。それなのにその機械に刃を固定することすらできなくなってしまった。
平成14年の夏から今まで16年間、おばあちゃんとはずーっと一緒に仕事をしてきました。そのおばあちゃんがついに仕事の現場を離れてしまいました。そのことは、おばあちゃんが死んでしまったわけでもないのに、まるでそうであるかのように寂しいです。
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