中国 上海市奉賢区

 
この開発区は上海の三大重点開発区の一つで、特に上海市政府が50%の資本を持っていますから、上海市政府から最も手厚いサポートを受けられます。空港と港にも最も近く、上海の電気・電子・光・計器の生産基地として、素晴らしい産業サポート能力を持っています。
今日は、奉賢区の主な開発区、上海の重点的開発区、市レベルの開発区、上海市工業総合開発区の投資環境について紹介させていただきます。
 上海の経済発展戦略には「東進南下」というものがあります。「東進」とは、浦東新区の開発と開放のこと、また「南下」とは、将来、広い空間が広がっている上海南部を発展させようということです。
 奉賢区の開発区には現在、高速道路が4本ありまして、高速道路のすぐ隣に開発区があります。うちA4高速道路は上海市中心部に直接つながっています。 A30高速道路は上海郊外の環状高速道路で、浦東新区ですとか隣の松江区に行くこともできます。A2高速道路は新しい港である洋山深水港へとつながる高速 道路です。
 奉賢区の自然環境についてですが、奉賢区は地勢上上海で最も海抜の高い場所に位置しており、平均海抜が4.5メートルとなっています。
空気の質も上海で最もよい地域です。 開発区は1995年に設立されました。2000年に上海市人民政府の出資によって同政府が50%の株を持ったことに より、上海市工業総合開発区と名称が変更されました。2003年には輸出加工区も設立され、2004年にはISO9001及び同14001の認定も取得し ました。これまでの進出した企業は190社あり、そのうち外資企業が約120社、日本企業は48社となっています。
 開発区内にある生活区には、いろいろな別荘やマンション、一戸建てなどが建設されています。
 また同じく商業区には、スーパーマーケットや病院があります。また、四つ星ホテルが二つ、三つ星ホテルが一つあり、また五つ星ホテルも現在計画中です。銀行については、中国商工銀行、農業銀行、中国銀行、建設銀行、交通銀行
の各支店があります。開発区の中にはレストランだけでも38の店があります。カラオケやマッサージもあります。
 開発区に進出した企業ですが、現在日本企業が40%と多数を占めています。このほか、欧米企業が30%、台湾、香港と韓国が残り30%です。
 主な進出企業では、アメリカのGE、化粧品の会社ニュースキン、日本の松下電工、富士電機、日野エンジン、パイオニア、ドイツのボーマク(Bomag) などが挙げられます。 開発区ではワンストップサービス、私達は「一門式」サービスと呼んでいますが、政府のいろいろな部分を集めて、一箇所ですべての手 続きをできるようにしています。会社登記代理サービス、人的資源サービス、工事手続きサービス
も提供します。