モンゴルで不動産投資?


最近モンゴル土地法、外国投資法、民法、法人税法 などを必死に読み直した。

そのなかから、モンゴルで不動産投資をお考えの方に必要と思われる部分を掲載します。


外国人の所有権
  現在、モンゴルでは外国人が不動産を所有することが認められていますが、土地については所有権を得ることは出来ません。そのため、外国資本のデベロッパは 開発予定地の占有権を5-15年で取得します。占有権を取得した土地に立つ建物はデベロッパの所有物となります。建築基準法に適合していることが検査機関 により許可され、建物の所有権利証明書が発行されることになるます。その所有権利証明書は銀行やその他の金融機関にて有効な担保として使うことができま す。この証明書は法的に建物の所有権を保護するもので、どの裁判所でも有効な法的立証となります。モンゴル政府、その他の法的機関が、土地占有者に立退き を命じたり、差し押さえたりすることはできません。
 土地を占有している期間、地代を収める必要があります。そのため、建物の所有権を獲得した土 地占有者は、開発行為が終了し、登記が終わったら土地の占有権を国に返還します。モンゴルの法律では、土地占有権の移転手続きにはその土地の上に立つ不動 産の権利も同時に取得しなければならないという仕組みになっていて、土地占有権が無くても建物の所有権に何ら影響を与えることは無いのです。  
  一般的に土地占有権は都市計画に則って競売されます。土地所有権とは違って土地占有権は売買が禁じられていますので、上物が主体で土地は付加価値として くっ付いて来る…という矛盾した考え方があります。とても古い建物が付いている土地でも、高額で競られます。その土地に再開発しようとすると、そこにある 建物の所有権も取得しなければならず、解体した場合の費用ももちろんデベの責任となります。