鉱物資源・石油管理局の決定によりバヤンウルギー県ノゴンノール郡に位置するアスガタ銀鉱床の採掘許可証をエルデネスМGL国営会社に与えた。
また、Energy Resource株式会社の所有していたタワン・トルゴイ石炭鉱山の14%の採掘許可証をエルデネスМGL国営会社に移行した。タワン・トルゴイ石炭鉱山 の埋蔵量を国費で確定したことに関して同決定を出した。鉱物資源・石油管理局はアスガタ銀鉱床に関する同決定を国会会議の2007年2月6日の第27条の 4項、閣議の2006年11月15日の第266条の規定及び鉱物資源・石油管理局局長の2008年2月11日の第42命令に従って出した。また、国会会議 や閣議、通商産業大臣の命令及び政府はEnergy Resource株式会社と締結した2008年3月21日の契約、国有委員会の2007年2月22日の第52条に基づいてタワン・トルゴイ石炭鉱山の採掘 許可証を移行させる決定を出した。アスガト銀鉱床はバヤンウルギー県庁所在地から170㌔ほどのところに位置し、銀6.8㌧、銅21万9000㌧の埋蔵量 がある。 1953年に国費で探査をして埋蔵量が確定された。1992年にモンゴル政府は同鉱床を「アスガト株式会社」として、全株式の49%に当たる4万7367 株を国民に販売した。当時の政府には鉱床の採掘事業を行う資金が不足していたため、モンロス・セメント合弁会社に残りの51%の株式を譲渡した。それ以 来、モンロス合弁会社がアスガト銀鉱床の採掘許可証を所有していたが、昨年10月1日に採掘許可証の36米ドルを鉱床法に定めた期限内に支払わなかったた め無効になった。タワン・トルゴイ石炭鉱山は、ウランバートル市から540㌔、ウムヌゴビ県ツォグト・ツツー郡に位置する。同鉱山には、9億トンの石炭、 6億3400万トンの火力石炭、合計15億トンの石炭資源があると確定された。