時の流れに消えてしまわぬ様に
僕等は愛を抱く その日まで愛を抱く 約束しよう


革命前夜04_ライブレポ03

守るべき場所を守る為には、必要としてくれる誰かが不可欠で。
ならばオレは、関わってくれる一人一人の為にも、オレであり続けよう。
例えば彼女の持つ音楽表現に対する「好き」の力が、未来の可能性へと繋がる様に。


【睦月捺海】
全体を通して、唄声の張りがしっかりしてて。
歌詞の一つ一つに対しても、しゃんとした力が篭められていたから、自然と聴き手の心に届く響きが良い意味で鋭いものになってた。
捺海の目指す声優としての個性。
言葉に命を宿す唄い方が、前よりも確実に進化していたから、結果として受け取り側には魅力的な世界として感じられたなと♪
この日、アカペラを披露したんやけど、音楽人としての捺海の新たな魅力が引き出された瞬間やったね。
一音一句から伝わってくる、楽曲世界の中に篭められた感情の部分が、より研ぎ澄まされたものとして感じられて。
その上で、軸もちゃんとしてたから、自然と心が惹きつけられて。
楽しむというよりは、魅せられる場面やったね。
ここは表現者としての捺海の魅力に良い意味で驚かされたし、これからも挑戦して欲しいなと思ったね。
通常のオケで歌ってる時の爆発力も魅力的やけど、アカペラの時に感じた凛として大人らしさもまた新たな個性の一つとして魅力的で。
表現者としての「美しさ」がより際立っていたね。
この日に関しては、唄い手としてと共に、表現者としての捺海の魅力の更なる成長を感じる瞬間が多かったね。
日々の努力の足跡が見えたなと♪


【A-chan】
全ての場面において、A-chanが真っ直ぐな気持ちで音を楽しみつつ。
様々な喜怒哀楽のどの瞬間においても、その感情に対して真剣に向き合えているからこその一音一句の輝きが在って。
A-chanの人間的な心の美しさを引き出した、魅力的な場面だと感じた。
爆発力のある唄力で聴き手を惹き寄せる場面も、優しく繊細な響きをもって言葉や音を紡ぎ出して聴き手の心を包み込んでくれる包容力も。
間違いなくどちらもA-chanの個性やし、聴き手に喜びの空気を注ぎ込んでくれる魅力的な音楽世界だった。
音楽は心を映す鏡であり、A-chanは特に自身の心の色彩を素直に写し出してくれる表現者やから。
喜びや優しさといった部分が、良い意味での飾り気のない真の輝きを、言葉や音の一つ一つに宿されて。
音符の中に宿る命の輝きも、より純粋なものとして感じられるからこそ、その音楽に触れて、心を共鳴させる事が出来る喜びも大きなもの。
次は何が飛び出してくるだろうというワクワク感と共に、どんな音楽が生まれて来ても確実に心奪われる魅力があるだろうという信頼があって。
だからこそ、A-chanのライブを通して音を楽しむ事が出来るのが素直に嬉しいし、今回もその喜びの温度を思い切り堪能させてもらいました♪


【鈴木淳美】
ステージ全体の構成が、今年一年の淳美のシンガーとしての歩みを伝える上での一番的確な選曲であり、流れで。
その流れを自然な形で作り上げる事で、淳美を知る人には安心感を、初めて見る人には魅力を、真っ直ぐに伝えてくれていたなと感じたね。
改めて、淳美の魅力である唄声と、音楽に対する真っ直ぐな愛情と信念といった、様々な要素の重なり合いによって生まれる感動が心地好かったし、近くで感じられる事が嬉しかった。
原色の色彩で描かれた音楽世界を、その時毎の素直な喜怒哀楽を通した心で紡ぎ出す事で、新たな色彩が添えられて。
その重なり合いが、確実に魅力的な響きとなって聴き手の心に更なる喜びをもたらしてくれるのがライブシンガーとしての淳美の魅力。
今回も、正統派で在りつつ、プラスαの驚きも紡ぎ出してくれた、ベストオブ鈴木淳美ライブとなってくれたな♪
良い意味で無理をしない、それでも自身の出来る最大限を全力で歌い上げ、伝えてくれる。
その一歩一歩の重なりから生まれる存在感の大きさも、更なる進化も、現在進行形で続いているんだなという事を改めて感じて。
気が付けば時間が経過したなと感じる程に心奪われていた事が、素直に嬉しかったね♪


革命前夜04_ぞーさん01-1

【アンコール】
この日は、A-chanのソロ名義でのあきたいぬでのステージが一旦ラストで。
それは未来に繋がる選択やし、A-chan自身の音楽への愛情や信念、そしてAPMNとの絆は来年以降も続くから、悲観的な感情は無いんやけど。
せっかくの締めならば、イベント自体のラストソングはA-chanにお願いしましょーって事で、急遽もう一曲歌ってもらいました♪
その選曲が「オラはにんきもの」なのが、A-chanらしいなと思ったし、笑顔で今年を締めくくるに相応しい1曲やったね♪
ステージで踊りながら唄とピアノを奏でるA-chanを見て。
改めて思ったのは、A-chanには笑顔が似合うなと。
もちろん、色んな喜怒哀楽が在って、その一つ一つを音に宿してくれた時には、その全てを素直な気持ちで受け止めて感謝したいと思うし、それがオレにとっての喜びでもあるんやけど。
A-chan自身が楽しいと感じてくれて、その想いを爆発させてくれる事で生まれるエネルギーは、聴き手に向かっても幸せな力を注いでくれるし、心地好い幸福連鎖が生まれてくれる。
だからこそ、あの場所に居た誰もが、一緒になって音を楽しめたし、様々な形で心を重ね合わせてくれた。
そんなあたたかな幸せを導けるA-chanは、音楽の未来にとっての宝物やなと改めて感じたね♪


最初から最後まで、メッチャ楽しい時間やったなぁ…お菓子もすぐになくなったし。
最後にちょろっとだけエピローグも話そうか(笑)