音は耳から入って鼓膜で、拾いますが、

言葉の聞き取りは脳でしています。

 

 

健康診断なんかでやるいわゆる聴力検査はピピかプププとか小さくても聞こえたらボタンを押してくださいと言いますが

言葉の聞き取りテストは同じくヘッドホンをつけてもらって

女性の声でアとかイとか聞こえて来ます。

それをヒヤリングセンター神奈川は、

おうむ返しで言ってもらっています。

 

なぜなら文字が浮かばない人が多いからです。

 

言葉の聞き取りはいちど落ちてしまうとなかなか元には戻らないのです。

 

若い頃は100%聞こえていたのですが加齢とともにだんだん言葉の聞き取りも悪くなっていくようです。

 

これは先日いらしたお客様の結果です。

ご家族様の強い希望で本人がどれぐらい言葉が間違っているのか一緒に体験したいと言うので聴力検査に画像と4人で入りスピーカーから音を出して測定しました。

 

 

 

結果は大声にあたる80デシベルと言う音の大きさでは間違えた数は6でした。しかし普通の恋の大きさにあたる65デシベルではなんと12も間違えていました。

これには同席なさったご家族様もかなり驚いていらっしゃいました。ご家族様はもちろん全問正解だったと言うことです。

 

さて今度は今使っている箱型補聴器でどれくらい聞こえるかテストをしてほしいと言うご家族様の強い希望により箱型で測定しました。

普通の声の大きさにあたる65デシベルで測定間違えた数は、

大声で測定した時と同じ6でした。

 

今度は1,000,000円の補聴器で測定してみたいと言うので測定をしたところ

 

普通の声の大きさにあたる65デシベルで

やはり間違えた数は6でした。

 

ここで言いたい事は、

全くつけていない時よりは

補聴器をつければ倍の効果があると言う事です。

ただ言葉の聞き取りは本人の最高のスコア6と言う数字以上には上がらないと言うことです。

脳でいちど間違って覚えてしまっているので

それをなかなか正しい音に戻す事は難しいのです。

 

ではなぜ補聴器をつけたほうがいいのかといいますと

普通の声の大きさで本人の持っている最高の言葉の聞き取りで聞こえる。

これ以上言葉の聞き間違いを脳がしないように予防するためでもあるのです。

 

では高価な補聴器は箱型と違って何がいいのかといいますと

雑音抑制が違うのです。

 

この検査は静かな検査室で一対1で検査をしたので雑音抑制の良さは発揮されていません。

雑音下の聞き取りを試すと、

なるほど!値段には意味があるのだなぁと思うでしょう。

 

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