2024年、新たな年の始まりに

 

大きな地震と共に、2024年が始まりました。

被災された方々にお見舞い申しあげます。

そして、物心共に、被災地へのサポートをして下さっている方々の愛ある行動に感謝します。

微力ではありますが、私も応援していきたいと思っています。

 

傷つき、苦しみの中にある人々の存在が、祈る人を生み、動く人を生む。

人が人を思いやり、手を差しのべることは、シンプルですがとても尊い行為だと思います。

 

 

 

 

環境も、状況も全く異なりますが、緩和ケア病棟|いまここ|での人のふるまいにも、同じものを感じます。この場を支えてくれているボランティアの方々の行動はもちろん、ナースをはじめスタッフのふるまいにもそれを感じます。病院ですから、スタッフによるケアが行われるのはある意味で当然と言えるでしょう。しかし、そのケアが生まれる場が、患者さんとスタッフの間という限定的な場を超え、いのち分かち合う人と人の間という創造性に富む場へと溯るとき、同じ様に見えるケアという行為が、全く別の力をもってくるのだと思います。

 

 

 

 

|いまここ|を訪れてくれる方々と私達スタッフの交わりの中で生まれる創造物を感じ、育んでいけたらと思っています。今年も|いまここ|をどうぞよろしくお願い致します。

 

久しぶりの投稿をお読み頂きありがとうございます。

 

 

新月の夜、先ほど旅立たれた患者さんの魂に思いを馳せながら。