律する | kazumidojoのブログ

律する

己を律して禁欲的に生きるという意味でなく、型や分解組手といった空手本来の稽古で、
打とうとする自分
よけようとする自分
いそごうとする自分
ぼけっとする自分
という自分のあり方に気付き律していきます。
格闘技やスポーツでは自分の動きやすさ、得意技を磨くということが一般的であり、わざわざ型にはめて動きにくくすることに否定的です。その意味で空手界において型はかるんじられてきました。
確かに改変して理の合わない型に自分をはめても意味はありませんが、理合いのある正しい型に己をはめ、律することにより、それが解放された時、動きやすさだけ求める人にはまねのできない技が結果としてあらわれます。
「ゆとり教育」「ゆがんだ個性尊重」の見直しがさけばれる昨今、武道からの問題提起と言えるのではないでしょうか。