早口は簡単になおります | 『心を言葉に』北島侑果 公式ブログ

早口を直したいという方が多いので

その方法をまとめてみました。

 

 

〇手っ取り早く直す方法は2つあります。

1.1文字目をゆっくりと丁寧に言う。

 

1文字目とは、文章を細分化した1文字目です。

例えば「ありがとうございます」だったら、

「ありがとう」と「ございます」に分けられるので、

1文字目は、「あ」と「ご」になります。

 

早口に聞こえるとしたら

1文字目と2文字目がくっついているからです。

「あ」と「り」がくっついていたり、「ご」と「ざ」がくっついていたり。

1文字目を丁寧に言うことで離せるので、早口が抑えられます。

 

 

2.音をわざと変える。

「ありがとう」だったら、5文字あるので、5つの音になります。

いつもよりはっきり音を意識するだけで大丈夫です。

ストーリー性(意味合い)は、もたせたまま音を意識します。

 

早口は、同じ音が2文字以上羅列することで、そう聞こえさせます。

音を変えてあげることで、さらに早口から遠ざかるというわけです。

 

 

〇きちんと直す方法は1つあります。

1.とにかく、お腹に力を入れることです。

 

プロの喋りを見ていると、楽に喋っているように見えますので

どこにも力を入れないで喋る方が多いですが、

それが早口になる根本要因です。

 

実はプロは、

腹の底である体幹に

ものすごい力が常に入っています。

 

腹底の力入れは、慣れるまで意識したほうが良いです。

自分の思う10倍の力は、入れたほうがいいです。

そのタイミングは、1文字目を発する直前です。

 

腹底に力を入れるのと同時に、その上の部分、

口から腹底までを、空洞にすることも、合わせて意識すると良いです。

 

言葉を発するときは、その空洞に言葉が響き、

通る声、よく響く声、いい声、深い声、と言われる声になります。

 

その上で、その力を入れた腹底を

1文字目でさらに押し下げるように発するのです。

 

 

これができれば、

早口だけでなく、滑舌や表現力、喋りに関係すること

全てが綺麗に改善されます。

 

これがいわゆる、発声練習とか滑舌練習とか

ボイストレーニングとか、いわれるものであり

ここでは、それを一気にマスターする方法を公開しています。

 

こうしたわたしの練習方法は、

特に声が小さい人や、腹に力が入れられない方、

喉が弱い人、喉を傷めやすい人、声がひっくり返る人

声が割れる人、言葉や文章に良い声がのらない人に、おすすめです。

 

今まで出したこともない大きな声が出たり、

今まで出したこともない良い声が出たり、

今まで言ったこともない表現ができたり、

突然滑舌が良くなったりします。