【インナーチャイルドのトラウマ】

これは人のパーソナリティ形成に実は強く影響を与えている、子どもの頃にできるトラウマです。

主に両親や学校教育などの場面で
権威ある大人との関わりで生じるものです。
インナーチャイルドのトラウマがなければいいか?
というとそうではなく、
ある程度社会の中で生きていくためには、
それなりの自由の制約を学ぶ必要はあります。

とはいえ、子どもは非常に純心で弱く
心も柔らかいので、この時期に形成されるトラウマは影響濃く出ることでしょう。



【トラウマを作らないためには?】

ではインナーチャイルドのトラウマを作らないためにはどうすればいいでしょう?

これはある意味、親としては無理かな、と思います。
子育てしてても思います。ただこの視点があることで、気をつけよう!という自覚が起きるので、自分を反省する機会は多くなります。

できることは?

ー無意識に「だめ!」を言わない。それって何でいけないことなのか?周りに言われてるから言ってないか?理由を説明できるか?振り返ってみるといいでしょう。


ー年齢も影響するでしょう。3歳頃には相当程度話がわかるので、対話を試みれますが2歳前は理解できない可能性が高いので、子どもの行動=親の責任100%くらいのとらえておくといいでしょう。怒らなくてすみます。



【新しい対処方の発見】

先日すごくいい対応法を思いつきました。
これはトラウマの心理学的な知識と、
プロセスワークのアプローチから試みたものです。

具体的には…
母親が〜してはだめ!ときつく叱った。
もういい加減にして!あっちへ行って!と放った。

そのような状況で子どもが泣いているとします。

子は親のこと、母のことが大好きで、
大人になっても親密な関係性のパターンとなるので、こういうやりとりはショックだと思います。

そこで別の大人(父)が登場します。
ママに〜って言われたの?悲しかったね…
など。よくある共感。

ここにさらに、子どものサイドについて、
子どもが権威に対して出せない声を代弁します。



「たしかに私が悪いことしちゃったよ。でもさっきの言い方は子どもの私にはきついよ。怖かったし、悲しくなったよ!そこはママも気をつけて!」とか、
「大好きなママにあっちへ行ってって言われると、世界がなくなっちゃうみたいに途方に暮れちゃう。そんな言い方はしないで!ほかに何か方法ないのかな?」
などなど。

言葉よりも、まず共感。
共感を超えて子どもの立場から声をあげてあげる。
すると子どもはサポートされたと思えるので、
トラウマ記憶、トラウマ感情が残りにくいでしょう。

むしろ危機的な状況でも支援者はいるんだ!
という世界への信頼がますでしょう。

我が家の子どもに試すととても喜んでました。
その後時々、泣いた後に、ママに〜って言って!
と頼んできたりしてます。

我が家のママはそれを聞いてもさらっとしてますが、ここでのやり取りでは、サポートする大人に共感あれば十分だと思います。