GWは中途半端な平日が挟まっていていつもより細切れな休みでしたな。
油断して髭面、こきたない格好で生活してしまうGW。

そんな中途半端な平日に用事があって仙台市青葉区役所に行き、エレベーターが降りてくるのを、これまた中途半端な顔でボヤーっとして待つ私。
意外にこみ合っている区役所で、髭の生えたダルい顔して、こきたない格好でたたずむどうしようもない私。
そうこうしているとやっとエレベーターが降りてきて扉が開く。どやどやと人が出てくるが、目を合わせないようあっちをむいている私。
そんな私にむかって、出てきた男が「こんにちは」と声をかけてきた。

人違いだろうか。誰だろう。
知らないおっさんが立っている。
私は軽く会釈をし、言葉にならない言葉をモゴモゴと言い返した。
格好だけじゃなく頭の中身もお休みモードになっていたせいか。

エレベーターに乗ろうとすると、おっさんの後ろにいた若い男がこちらをにらみつけてきた。
こいつは知っている。去年、市議会議員になった男で、某党の国会議員秘書をしていたというやつだ。


さて。ということは、おっさんもその筋の人間に違いない。
そう考えると、どこかで見たような気がする。
ネットで確認したら、おっさんも市議会議員だった。
今まで面識はない。正直私も知らない人だった。接点もない。
なぜおっさんは私に声をかけてきたのか。
しかも髭面の汚ない格好した私に。

次に会ったらこちらから挨拶しかえしてみよう。
案外「はて、誰でしたっけ」なんて言われたりして。



(※一応、「おっさん」「こいつ」という表現に他意はありませんから。悪しからず)