塩竈地区の反核平和の火の夕べです。

宮城県原爆被害者の会(はぎの会)事務局長、木村緋紗子さんの講話です。



ヒロシマで、当時8才の木村さんは被爆で祖父と父が大ケガをし、子どもながらにケガの治療にあたって、それが正直辛く感じたことを語られました。
語るのは辛いけど、もう二度とこんな目に子どもたちに合わしてはいけないという思いで語り部をしている。

オバマ大統領のヒロシマ訪問に、涙したという。
謝罪は「いまさら。亡くなった方は戻ってこない。」「それより核兵器の廃絶しかない」。
アメリカは憎いかと聞かれれば、憎い。憎いけれど、核廃絶のために訪米してでも語り部をする。
アメリカの子どもたちも「ありがとう、木村さん」って言う。年代が上の人は「パールハーバーが」と言う。
謝罪より核廃絶。

日本が利益のために戦争を始めた。

いままた戦争法が可決された。不安だ。
戦争を止めるのは若い皆さんだ。
沖縄の人もかわいそうだ。ひめゆりの皆さんの話も聞き、考えると、沖縄には行けない。
基地が一杯、事件も多い。沖縄は戦争が終わってないと思う。

71年前は、ヒロシマは穏やかな所だった。
大本営がヒロシマにあり、B29が飛んできても何もせずスッと飛んでいく。
きっと軍隊があるからだ、と思っていた。「兵隊さんありがとう、東条さんありがとう」なんてバカな歌をうたっていた。
だから今の安倍首相は嫌いだ。顔も見たくない。

もう二度と戦争や核兵器使用はあってはならない。
7月17日に原爆被害者の追悼式があるので参列して、平和を思ってほしい。
核廃絶の署名、語り部のDVDの普及に協力してほしいです。

【参加者とのトーク】
国労のTさん。
私も謝罪はいらないと思う。1回目から反核リレーに参加してきた。原発事故を経験した。電気は足りている。女川原発もたまたま事故にならなかっただけ。再稼働を許してはいけない。核兵器廃絶は賛成しても原発には賛成する人が多かった。事故後は利府町のように、自治体の長も原発に反対する人も出てきた。原発や戦争法を欲しがるのは誰か。生命が守られなければならない。そういうことを考えながらリレーしたい。

自治労Sさん
震災の年は実施できなかった。一度止めると再開するのに大変だった。続けていくことで広がりや、つながりが出てくると思う。昔は2日かけてやったものだ。

(トメ)

木村さん
オバマ大統領はヒロシマに核兵器の発射ボタンを持ち込んだ。ビックリした。
今までも語り部を聞いてもらった。泣いてもらったこともある。
でも参加者が少し減ったような。1名でも私は語り部します。ありがとう。

【参加者とのトーク】
自治労のAさん
貴重な話だった。明日のリレーでこの思いを胸に走りたい。

(トメ)

決意表明
自治労
平和の思いを胸に走り繋ぎます。

全港湾
核兵器に絶対反対、戦争も絶対反対で全港湾は動いている。頑張って走ります。

国労
ロートルで参加します。
戦争法廃止の署名行動も大変だった。行動に移すのは難しい世の中なのかもしれない。

水道
仕事の関係で若い人が参加できず申し訳ない。明日は水道の前をリレーが通過しますので大歓迎したい。