ヴィジョンクエストレポート①〜エッジを超えてゆく儀式〜 | あなたとつながるラジオ寺子屋

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2017年9月中旬、3泊4日で行われた

【ヴィジョンクエスト(ハンブレチア)】に初めて参加した私は、

 

先日2月25日の【ウォピラ】のセレモニーを終えて、やっと

約5ヶ月にわたる《想像を超える大きな変容の旅》

一区切りがついた心地がしています。

 

 

ヴィジョンクエスト中に降り注いだ

大小さまざまな 気づきやヴィジョンの「重ね合わせ」

この5ヶ月の間に、

さまざまなリアリティに 形を変えて現れ、

 

それらと向き合い、ゆだね、変化し、

【自覚】と【確信】を重ねてきたことで、

 

これからの人生を、今まで以上に

深い信頼と、感謝とともに生きる力を得たこと、

 

そして

 

『私がわたしに還ってゆく感覚』を知るための

とても意味深い体験を重ねたことを

ご縁ある方々にお届けできればと思い、

 

個人的な体験も 時おり交えつつ、

数回にわたってレポートいたします。

 

《ひとつの物語》としても 

お読みいただければ幸いです。

 

 

ヴィジョンクエスト(Vision Quest) とは、

ネイティブアメリカン(アメリカ先住民族)の伝統的通過儀礼のひとつ。

ラコタ族の言葉では ”ハンブレチア” といいます。

 

ハンブレ(=夢)

チア(=泣く)

 

彼らは、

人生の節目・岐路に立つとき

 

つながる人々に連れられて 大自然の中に入り、

一人きりの特別な時間(ドリームタイム)を過ごします。

 

そこで、自分の魂に刻み込まれた生命の意味を

 

飲まず食わずの究極の状況の中で

歌い、祈り、泣き、探し求めます。

 

その中で、

大いなる存在(自分を導くスピリットや、守護動物のスピリット)と出会い、

メッセージを受け取るのです。

 

words by 松木正

 

 

そんなヴィジョンクエストの【目的】は3つあるといいます。

 

●私たちが生まれてきた意味(魂の目的)を知ること。

 

●小目標としての「次はどっち行ったらいいんだろう?」

 という方向性や、道しるべを探すこと。

 

●この人生の旅を一緒に歩いてくれる盟友的存在

 《トーテムアニマル/トーテムスピリット》に出会うこと。

 

 

3泊4日のヴィジョンクエストの期間中、

山にこもる前にも さまざまなワークをして準備をするのですが、

 

みんな、ワークの中でも後でも、

折に触れて よく涙を流しました。

 

「今、なぜ泣いてるのか 実はよくわからない」のに

涙が溢れてくることもあります。

 

ラコタの人たちが言うように、

 

表層的な「意識」や「思考」ではなく、

自分の魂の深いところで願っていることに触れたり、

 

深いレベルでの【自己一致感】が生まれた時に、

人は、自然と涙を流すものなのかもしれません。

 

 

そんな、自己意識の 深い深いところに触れるためには

ドリームタイム(夢見の意識になった状態)に入る必要があります。

 

ハンブレチアは、

 

こうした変性意識の状態の中で

日常の中では なかなかアクセスできずにいた【魂の願い】に触れて

一つのエッジを超えてゆく大切な儀式なのだと思います。

 

 

 

ラコタの人たちは、

自分たちの人生を導いてくれるスピリット

 

《トゥンカシラ》

=自分たちよりも高次元のスピリットのこと。

 自分たちを超える叡智を持っているもの

 

と、

 

《トーテムスピリット》

=大地の兄弟・仲間・友達であり、自分の人生の目的を叶えるために一緒に歩いてくれる仲間(盟友)のようなもの。

(トーテムアニマル / スピリチュアルバディともいう。)

 

として捉えています。

 

 

また、もう一つ面白いのは、

 

トーテムスピリットは「場所」であることもあり、

シグニチャーフィールド(Signature field)と言って、

自分と繋がりの深い「場所」にも、

自分を導いたり整えてくれる力があると信じています。

 

このシグニチャーフィールドは、

自分のよく知っている「あの場所」の場合もあれば、

まだ行ったことがないけれど、どうしても深い繋がりを感じている「ある場所」の場合もあります。

 

 

シグニチャーフィールドは「場所」でありながら、

その人の雰囲気や、その人が醸し出している何かと

とても近いエネルギー感を持っていることもよくあります。

 

このトーテムスピリットとの繋がりを深めてゆくと、

人生の旅を守ってくれたり、導いてくれたり、大切なことに気づかせてくれたり、

自分の旅の目的を叶えるさまざまな力を貸してくれるのです。

 

こうした盟友を見つけ、関係を持つことも

ハンブレチアの大事な目的です。

 

 

 

私が、このセレモニーに臨むにあたって

はじめに祈ったこと それは、、、

 

「私の足ではたどり着けないところへ連れて行って欲しい」

「羽を持つ動物の背中に乗せてもらい、空高いところを飛びたい」

 

そんなイメージの祈りでした。

 

「これまで、行こうと思ったところへは この足でどこまでも旅してきました。

 

 大切だと思ったことは すべてトライしてきたし、

 願いを叶える努力も し続けてきたと感じています。

 

 でも もう、私ひとりではたどり着けない場所がある。

 私ひとりでは味わうことのできない景色があるはず。

 

 そこに、どうか連れて行ってほしいのです。」

 

そんな祈りが私の中に湧いてきて臨んだ、

ヴィジョンクエスト(ハンブレチア)。

 

 

 

旅のガイドとして引いたメディスンカードは【狼】でした。

 

また、トーテムアニマルに出会うワーク中には

【羽の生えた白い狼】に出会ったり、

 

 

真っ暗な森で一晩過ごす中では、

私の居る場所から数メートル先を横切って歩いて行く 

スピリットの静かな足音に 言いようのない畏れを感じたり、

 

深夜には、うとうとしかけていた私の頭上を滑空していった

【羽を持つ何者か】の羽音と羽風に触れて 

驚いて目を覚ましたりしながら、

 

何度となく、

不思議な時間を過ごしました。

 

 

 

ワークやセレモニーの中で起きた 

さまざまな《自覚と気づき》の重ね合わせの中で

 

「私が、わたしだと思っていたもの」

 のイメージが崩れ落ちたり

 

「どうやって超えたらいいのかわからないエッジ」を超えるヒント

思いもよらないカタチで表されたりしました。

 

 

ビジョンクエストがもたらすのは、

 

今まで超えられなかったエッジを超えてゆくための後押し。

(=今までの自分が死んで、新しい世界に移行していくための導き)

 

それを確信したのは、

 

ビジョンクエストを終えて日常に戻ってきて

そこから始まった 5ヶ月間に起きたさまざまな体験がすべて、

 

ヴィジョンクエスト中に触れたエッセンスやヒントに

導かれて進んでいったからでした。

 

~ヴィジョンクエストレポート②:フラートを捉えるへ続く〜

https://ameblo.jp/lilianoano/entry-12358623056.html