ヴィジョンクエストレポート③ 〜死と再生のセレモニー〜 | あなたとつながるラジオ寺子屋

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古今東西に存在する【セレモニー】に共通するコンセプトの一つに

 

【死ぬ】

 

という要素があると 

松木さんは言われます。

 

 

【セレモニー/儀式】は、

”今までの自分が死んで 生まれ変わる” という

小さな【死と再生】を迎えるためのものであり、

 

今までいた世界から ひとつの線を超えて、

新しい世界に入っていくためのものでもあると。

 

セレモニーを体験することで

今までと同じような状況にいながらも、

今までと全く違う世界を 見ることになるかもしれないと。

 

それはつまり、

【自分自身が変わる】ということに他ならないのだと。

 

 

 

・・・・・・

 

私たちは、

自分が信じていること(=ビリーフ)を通して世界を見ています。

 

ビリーフとは、

 

心のどこかで「こうすべきだ」「こうすべきではない」

と思っていることだったり、

 

「人生はお金だ!」といった

価値観となっているものもビリーフです。

 

こうしたビリーフの背景にあるのは

【恐れ】や【不安】だと言います。

 

そんなことしたら一人ぼっちになる とか、

認められなくなる とか、

攻撃される とか、

 

死への恐怖も含め、

一人一人のビリーフの中には

 

「そうならないように」

と、決めて選んだことがあるはずです。

 

一人ぼっちにならずに済むように、

認められるように、

傷つかずに済むように、

危険を回避できたり、

 

安全・安心を確保するためのビリーフを

私たちはたくさん作り出します。

 

これらは、ある意味【宝】なので

なかなかビリーフは手放せません。

 

 

それを「信じている」ということは

同じような場面に出くわすと必ず

そのビリーフを使って対処することになります。

 

これはいわゆる【ブラックロード】にいる世界。

 

予測して動く世界なので、進む世界は変わりません。

 

 

エッジの向こう側に もっと広がる世界があることを 

魂はわかっているけど、

 

行こうとしても

「こっちの方が安全でしょ、傷つかないでしょ」という声で

またこちら側に帰ってくることになります。

 

当然、

ブラックロードにも幸せや安心はあります。

 

でも、魂は知っていて、

魂は時に、エッジの向こう側へ行かせようとするのです。

 

 

今まで安心だったはずの世界に 心が安らかでなくなったり、

なんだか 心がざわざわし始めたりします。

 

それでも自分を変えないほうが楽だから、

「どうせ私はこうだし」「私はいいんです」といって合理化したり、

 

変化することへの【罪悪感】を持ったりしながら、

「こっちの世界」にい続ける人は多いものです。

 

そんな時、多くの人が

「だって、どうしたらいいかわからないから」といいます。

 

「超えた方がいいことは分かっているけど、超えられない」

「どうやって超えたらいいのかわからない」・・・と。

 

その状態の時が一番苦しかったりします。

 

目の前に現れている線(エッジ)を超える

【レッドロード】をゆくことは

 

「変わりたい」という意志を持っていても

たやすいことではありません。

 

ヴィジョンクエストには

 

レッドロードへと誘い、

古い自分の死と、再生を導く力が働いていると思います。

 

※以前、松木さんがマザーアースのメルマガで発信されていた

ブラックロードとレッドロードのお話

https://ameblo.jp/lilianoano/entry-12306129277.html?frm_src=thumb_module

 

・・・・・・・・

 

 

夜の森で一晩を過ごす前、

 

私たちはスウェットロッジに入り、

浄化し、歌を歌い、祈りを届けて準備します。

 

 

始まりのセレモニーが終わると スウェットロッジを出て

 

真っ暗な闇の中、

サポーターの方々に連れられて

ひとりひとりが過ごすスポットまでの山道を登ってゆくのですが、

 

 

まだ、スポットにもつかないうちに 突然、

 

私の意識の中に

滑り込んできた言葉がありました。

 

 

 

 

『一度、すべてを終わらせろ』

 

 

これまで大切にしてきたものやこと

人との関係もすべて

 

一度【完全に】終わらせること。

 

そしてまっさらに

空っぽになったところから、

 

新しい自分が

ひとつひとつ 大切にしたいものを

新しく拾いあげてゆくこと。

 

 

 

そんな、容赦ないメッセージが頭の中に響いて

動揺が隠せなかった私。

 

「すべて、、、って、ぜんぶですか???」

 

「ひとつも残してはならない・・・ということですか???」

 

大切に思っているものや、ことや、人たちの事を

一瞬のうちに思い浮かべながら

 

あまりにもショックが大きく

途方にくれました。

 

 

「捨てられるもの、手放せるものなんて、思いつかない・・・」

 

胸はドキドキ・・

頭は真っ白になりながら

 

湿った夜の森を踏みしめて歩きました。

 

すると、

 

『家族』という言葉が滑り込んできました。

 

 

「家族という最小のユニットの中で

 私を活かして生きること。

 

 血の繋がった家族、

 これからあたらしく作って行く家族、

 私が家族のように大切に思う人たち、

 私のことを家族のように大切にしてくれる人たちとともに

 

 これからは「家族」の中で自分を活かすのだ。」

 

 

そんな言葉が 勝手に意識の中に鳴り響き、

 

再び私は、動揺してしまいました。

 

 

「家族」

・・・小さくて大切なユニット。

 

「世界」が幸せにならなければ私の幸せはない

という気持ちに駆り立てられながら、奔走してきた私の人生。

 

 

その志は大きく開いていたものの、

 

どんなに「世界」を意識して貢献しようと自分を捧げても、

その愛が種のようにバラバラとばら撒かれるだけで、

実を結ぶ瞬間には立ち会えないまま通り過ぎ

 

消耗するエネルギーも多かったことに、

少し時間をおいて気づきました。

 

目の前にいる人、

大切に思う気持ちが通い合う「家族」のような関係の中で、

私自身もしっかりと、愛を受け取って生きること。

 

そんな、新しい方向性に導く

メッセージだったことを知ったのは

 

何ヶ月か時間を経たあとのことでした。

 

 

~ヴィジョンクエストレポート④:わたしに出会う5ヶ月の旅 へ続く〜

https://ameblo.jp/lilianoano/entry-12358648942.html