この文章はとても偏った意見です。


反論は多々あるだろうと思いますので、


気分を害する方もいると思うので、


その可能性が高い場合は読まないでください。








福島原子力発電所の事故に伴い、

関東地方のみならず日本全域で見えない恐怖に襲われています。



何しろ敵は目にみえない。

頼みの綱の政府の情報公開も遅れがちで信用出来ない。

だから限られた情報から何かを得ようと、

悪いニュースが入手できたときにここぞとばかり非難する。



中には3月25日の情報をあたかも今現在のことと勘違いさせるようなものもある。

1番多いのはアメリカやEUの放射性物質の暫定基準値と、

日本の基準値(緊急時)を比べて、

ほうら、日本は今どさくさ紛れに外国と比べてこんなにも高く設定していると騒ぎ立てる。




”水の基準 アメリカ 0.1Bq チェルノブイリ 10Bq 日本 300Bq 食物 アメリカ 170Bq チェルノブイリ 37Bq 日本 2000Bq チェルノブイリの土壌基準 (農業禁止) 493Bq 日本 5000Bq”







もちろんこんなことはあってはならないけど、

じゃあどうすればいいの?

何も食べないかどこか遠くに移住すればいいの?


出来る人はそうすればいい。


でもそれでも逃げることもできずに生きていかなければならない。

腹立たしいのはわかる。

怖いのもわかる。


今度は自分たちの住む地域がやばいらしい。


そう思って不安になるあまり情報を拡散するのだと思う。



でも被災地で全てを失ってもなお前向きに生きて行こうとしているみなさんは、

そんなことを考える暇もなく一生懸命生きてる。

頑張って!と言われても頑張る気力も残っていないのに、

それでも力を振り絞って頑張ってる。

誰も助けてくれないから。

助けてくれることは限られてるから。



そんな被災地の方々がこの言葉を聞いたらどう思うか。



あの、福島の野菜や魚をみんなで食べましょう!的なムーブメントなんですが、自分には全く理解ができません。どうして今危険な可能性のある食材を食べないといけないの?何かの罰ゲーム?農家の方々を助けたいのは分かりますが、だったら東電がしっかりと農家の方にお金を支払うようなムーブメントを。”






一見被災地の方々のためを思った言葉のように思えるけど、

私は違うと思います。


政府も東電ももたもたしていて何にもしてくれません。


あてにできないからそれならどうやって風評被害に苦しむ農家の方々を救済できるか。


残念ながら私たちには風評被害に苦しむ農家の方々全員を救済することはできません。


だから自分たちに何か少しでもできることはないかと民間が動き出したのだと思います。





”モスバーガー、すき屋、セブンイレブン、東北の野菜を使うのか。東北の農家には申し訳ないけど。子供達には食べさせたくない。”





 ;モスは好きなんですが、これからは食べないし子供、奥さんにも食べさせません。農家さんもこんなの嬉しくないでしょ?プライドないのかな。安全なものを消費者に届けたいって気持。日本はなんかいつもちょっとずれてる気がする。”





これらは著名人の言葉です。


自分たちが暮らしている東北で丹精込めて作られた農作物が、


東京に住む人たちに、全国の人たちにこんな風に思われていると知ったら。


自分の大事な子供や奥さんに食べさせたくない農作物を作っている場所で、


家族とともに今も暮らしている方々はどう思うでしょうか?




そりゃあもちろん政府が全面的に対応してくれればそれが一番いい。


私も不安に思いながら毎日生活しているけれど、


何度も言うようにこれは被災していない人たちの言葉。


何も失っていないからこんなことが言えるのだと思う。




自分たちのことばかり。


他人を思いやっているようでそうでないんだな。