岩波文庫から出ている鏑木清方の随筆集2冊です。
私の好きな代表作「築地明石町」の日本画家ですが、随筆も絵と同じように清らかな情緒に溢れています。
画家でなくては書けないような随筆も多く、日本の四季色濃い時代の良さが堪能できます。
この中から 、、、。
「朝顔はへたのかくさへあはれなり」 朝顔を描く時、芭蕉のこの句を思い出さぬことはない。牡丹や菊は、どこまでも巧くかけていなければ、その花の気品が出て来ない。 だが 朝顔は、全く芭蕉のいうように、たどたどしい一筆がきにもしおらしい風情は汲める。
なんていう文を読み朝顔が咲いたら描いてみようと思った私でした。
少し前まで世を捨てた如く、タブレットのゲームばかりしていた私でしたが、お医者さんから加味逍遥散を貰って服用を始めたら、軽い鬱が晴れてきました。更年期って恐ろしい。(・_・;)