こんにちは♪ リースの愉しみ 堀 ヨリコです。
プロフィールでも、かなり細かく書き残しましたが・・・
こちらにも、リース作家として活動するに至った経緯をいくつかの
エピソードを交えて、書き残しておきたいと思います。
少々長くなりますが、どうぞお付き合いくださいませ♪♪
遡ること40年。
当時、小学生だった私の下校途中の密かなおたのしみ♪
学校横の田んぼや畑に一面咲いていたレンゲやシロツメグサ。
1本1本丁寧に摘み取って、夢中になって編んだ小さな花の輪。
その頃はまだ『リース』という存在すら知らなかった私が初めて
つくった花の輪(リース)でした。
園芸好きで、モノづくりが趣味だった父と、かつて編み物講師で
いつも一歩先の流行りモノに敏感だった母。
そんな両親の元、植物のある暮らしや手づくりのものに囲まれて
育った子ども時代。
友人たちと外で活発に遊ぶことより、おままごと遊びで独りの世界に
閉じこることが好きだった内向的な小学生。
春になると、社宅の小さな庭に咲いていた大輪の香りの良いバラと
葉でつくったポプリ。(当時は、それがポプリだとは知らず・・・笑)
このポプリ作りが忘れられず、OL時代にハーブスクールに通い始め
ました。
そこで初めて、本格的なヨーロピアンリースと出会ったのです。
フレッシュのローズマリーやラヴェンダーで編んだ香りの良いハーブ
リース。欧米では、古くからドアやリビングを飾ってきたリースに
『幸福のシンボル』というメッセージが込められてきたことを知りまし
た。
当時は、リース=クリスマス。
本格的なリース作りを学んだ私は、ハーブインストラクターとして
活動する傍ら、アトリエの片隅でリースを販売することに。
その日以来、いくつものリースを手がけてきましたが、本格的に
リースを販売してみようと思ったきっかけは・・・3つのエピソードが
あったからなのです。
☆エピソード①
今から20年前、
結婚して初めて迎えたクリスマス。
主人が独身時代から毎年上司やお世話になった方々へ贈り続けて
きたお歳暮の代わりに、ハンドメイドのクリスマスリースをお届けした
ところ、『 温もりのあるギフトをありがとう!! 』
『 帰宅して扉を開ける瞬間がシアワセです。 』等々、多くの方から
喜びの声が届きました。
相手のことを想って贈り届けた品でも、『心に残る(刺さる)ギフト』と
あまり心に残らない(刺さらない)ギフトがあることに、そのとき気づい
たのです。
☆エピソード②
春の訪れを前に入院した友人が、『今年のお花見はムリみたい』と
沈んでいました。そこで、アートフラワーの桜でリースを作ってお見
舞いに。
生花持ち込み禁止の病院だったので、ご本人だけでなくご家族の方
にもとても喜んでいただけました。
『毎日、病室でお花見してます!!』のコトバと病に立ち向かう決意
のメッセージが届きました。小さな小さなギフトでしたが、こんなにも
喜んで頂けたことに、当時はただただ感動するだけの私でした。
☆エピソード③
念願のマイホームの真新しい壁が傷つくことを嫌い、新居に越して
以来5年間もカレンダーや時計などを飾ることなく、殺風景でまるで
病院のようだった友人宅。
壁を一切傷つけることなく、インテリアとしてリースを愉しむ方法を
伝えて、彼女好みのデザインのリースを持ち帰ってもらいました。
その夜、『我が家にリースがやってきて、殺風景だったリビングが
パッと華やぎ、気づくとリースを眺めては、ウキウキしているの♪』と。
その喜びの翌日には、娘たちの部屋にもウキウキが欲しいから、
と続けてオーダーが入ったのです。
とても小さな出来事なのですが、私にはとても大きな気づきでした。
片手に収まるほどの小さな『花の輪(リース)』のもつ力。
相手を一瞬にして、HAPPYにさせる力が秘められていることに、
作り手である私自身が正直、一番驚きました。
またリースには、相手の『永遠の幸せ』を願う、そんな素敵な
メッセージも込められているのです。
末永くお付き合いしていきたい人たちと、さらに絆を深めてくれる
最高の贈り物、リースギフト。
リースに込められたメッセージと共に、ひとりでも多くの方に、
HAPPYをお届けしたい!!
そんな想いから、本格的に起業することになりました。