名張で地域自治を学ぶ。 | 豊中一新!みとう 雅道 の活動ブログ

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現場主義、行動派。元消防士・前豊中市議会議員・三藤雅道の活動ブログです。

今日は三重県名張市で視察でした!

 

テーマは、市民が主体となって地域自治を進める「地域づくり組織」について。

これまで各地区に対して事業ごとの補助金を交付していたのを廃止して地域が取り組みたい課題に対して自由に使える一括交付金を創設し、窓口となる地域担当監も3名専属で配置。これまでの役所まかせの地域づくりから地域の自発性と主体性を高めて自分たちの地域は自分たちでつくる!といった意識を醸成することにも繋がっているようです。

 

驚いたのが、高齢化が著しい地域ではこの制度を活用してコミュニティバスを自主運営しているそうです。これ豊中でも参考にならないかなと思ったり(^-^)。

 

豊中市も現在、地域まちづくり組織と同様の取り組みとして各校区での地域自治組織の立ち上げを推進していますが、なかなか広がっていかないのが現状です。名張市は地域づくり組織のために平成15年に条例を制定して市長のリーダーシップのもと15地区すべてで立ち上げました。それができたのも当時、財政非常事態の中でかなりの危機感があったからだそうです。

 

一方、豊中市は41校区それぞれ地域特性も抱える事情も大きく異なり、公民分館や自治会が混在する中でどのように今後地域自治組織を展開していくのかが問われているように感じます。さらに、それを支えるまちづくり人材をどれだけ育成できるか。これから豊中市も生産年齢人口の減少や超高齢化により財政的に非常に厳しい状況になっていくことが予想されます。今回の視察ではこういった課題に対して示唆に富むやりとりができたように思います。