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単純に言いますが悪い事を考えると気分が悪くなり、良い事を考えると気分が良くなります。そうではないですか?

 

それではいつも良い事だけを考えて気分を良くしていれば憂鬱な気分になる事もないし、落ち込んで食べ過ぎたり、飲み過ぎだり、後で後悔をしてしまうような憂さ晴らしもする必要はありませんね。

 

じゃあ、決めましょう。今日から良い事だけを考えて幸せな気分でウキウキして毎日を過ごしましょう。そうすれば全く問題はないはずです。問題行動や問題になるような考え方も湧きませんよね。

 

 

そう言われたらどう言いますか?多分、でも自然に嫌な気分になる~とか嫌な事があると嫌な気分になる~とか言う反応でしょうか。

 

まず、自然に嫌な気分になる場合、それにはいくつかの可能性があります。一つは普段の気分、これを気分のディフォルトとしましょう。そのディフォルトが不機嫌だと言う事があるかも知れません。

 

これと言って何かあった訳ではないのに機嫌が悪いと言うのは多分、今よりも前にこのディフォルトがセットされてそれから変わる事がないと言う感じでしょうか。

 

コンピューターでもありますよね。スクリーンのディフォルトです。ちょっと聞きますがラップトップやコンピューターのスクリーンセイバーですが、どんなものだか覚えていますか?

 

コンピューターを開けると最初の画面なので毎日1日に何回も見ていると思いますが全く思い出せないとかあるのではないでしょうか。

 

多分それはあまりにもそれが日常になっていてその存在に気がつかないと言うのがあると思います。

 

気分も同じような事だと思います。自分の気分がいつもどんな感じなのか気がついていますか?

 

 

このディフォルト、コンピューターでだいぶ前に設定してしまい、変えるのも面倒くさいのでそのままとか、あるいはディフォルトの存在を気にも留めていないとかありますよね。

 

普通の気分とか思っていてもそれが実は全く気分が悪かったと言うのに実はそれに全く気がついてないと思います。

 

このディフォルトに気がつくのはホームスクリーンが何かの拍子に変わった時ではないですか?

 

なんか違うなと言う感じで気がつくんですよね。

 

多分、気分も同じで気分が変わらない限り気がつかなかったりするのではないでしょうか。

 

 

さて、気分のディフォルトですが設定したのは過去ですね。何か嫌な事があったためにそのディフォルトになってしまいそれから変えられない、と言う感じでしょうか。

 

この場合はもうその嫌な事は終わったんだから、変えても良いはずですよね。ホームスクリーンならクリスマスバージョンはクリスマスが終わったら変えるべきですよね。

 

そうです。一番良いのは嫌な事があってもすぐに気を取り直して気分の良いディフォルトに戻る事ですよね。

 

 

この状況から言うと過去に嫌な事が起こった瞬間からそこにとどまったままそのトラウマや嫌な気分を乗り越えないままに毎日を過ごしている。

 

つまり過去にとどまったまま今を生きていると言う事になります。

 

嵐が去ったらさっさと嵐の事を忘れて元の幸せだった気分に戻るのか、またあの嵐が訪れたらどうしよう、とビクビクしながら過ごすのか、はたまた嵐の恐怖に取り憑かれて生きるのか、それは本当にその人次第なのですよね。

 

この過去の事柄からの卒業はセラピーでもとてもよくある課題です。

 

自分では乗り越えていると思っている人も多いのですがこれと言って取り立てて何かが起こった訳でもないのに気分が悪いのは多分、今に生きて今の気分で生活しているのではなく過去に生きているからだと言えるでしょうね。

 

このような状況ならセラピーは本当に効果的に働くはずです。

 

 

もう一つは気分が良く生きているのに何か嫌な事があると嫌な気分になってしまう、と言うのがありますね。

 

でもこれもさっさとその事柄を忘れて気分を良く戻すと言うのが必要となります。それももちろん可能ですよね。

 

でもそれが出来ない、とするとそれは多分、その今起こっている嫌な事柄が過去の嫌な事柄の引き金になっていて今日起きた事だけでなく芋づる式に今までの全ての感情が吐出してしまっているのかも知れません。

 

例えば上司の言動が耐えられないほどいやだ、とか。それは上司だけでなくその人柄や言動が過去に嫌だと思ったりトラウマを受けたりした人をリマインドさせているような場合ですね。

 

 

この場合もセラピーは本当に有効です。

 

 

私たちは色々なエネルギーの中で生活しています。最初に言ったように自分の気分をいかにいつも良い状態に保つかがもちろんキーですね。

 

もっと言えば何があってもいつもの気分の良さ、心の平和を保つと言うのが最も有効的で理想的な生き方だと言えるでしょう。

 

そうです。もちろん、どんな場面でもストレスのない環境などありませんから。ストレスを少なくするにはストレスをどう言う風に緩和するかです。

 

 

これにはコツがあります。

 

それはまた次回にお話しします。

 

素晴らしい1日を!