ベースボイストレーニング& ソプラノパート練習 | 混声合唱団piacere(ピアチェーレ)

ベースボイストレーニング& ソプラノパート練習

この日曜はパートの自主練習が二つ行われました。


一つはベースのボイストレーニング。引き続いてソプラノのパート練習。


筆者は昨日まで仕事で台湾に行っていたので、朝一番の飛行機に乗って取材に馳せ参じたのですが、会場の池尻大橋に着いた時には、練習開始後既に1時間半が過ぎておりました・・・しょぼん



指導は次回の演奏会 でフォーレ/レクイエムのバリトンソロを執っていただく坂下忠弘 さん。



筆者不在時の練習では、無声で子音のトーンを揃えるレッスンが特に興味深かったとのこと。筆者の耳で聴いても、実際いつもより音色やピッチも揃っていたし、筆者もその場に居合わせたかったなぁ。



・しごかれる(?)ベースの面々
混声合唱団piacere


筆者が到着してからも的確な指示は続きます。


子音の乗せ方、美しく響かせるためのコツ、目立たせるべきフレーズと他のパートを立てる部分のコントラストの付け方。



坂下さんご自身がコーラスの中でバリトン/ベースを受け持たれているということもあり、実践的な指導を受けられてベースの面々はとても満足したようです。


そうこうしているうちにソプラノのメンバーも集まり出し、練習はシームレスにアンサンブル・トレーニングに移っていきます。


混声合唱団piacere


コーラスをやっている以上当たり前の話なのですが、フレーズの受け渡しって改めて大事ですね。指揮者 がいつも言っていることですが、「他のパートのフレーズを引き出してあげるように歌う」の意味がちょっと分かったような気がしました。


そして筆者も含め、みんなの目から鱗が落ちたのが、和音/調性の話。FdurにはFdurの、GdurにはGdurの色彩感というものがある、と。


坂下さんは多くの言葉は使われませんが、この指摘でソプラノの響きが一瞬で落ち着きのある深みのある音色に変わりました目。やはりプロの方の指摘は的確です。



混声合唱団piacere


ソプラノのパート練習は坂下さんが帰られた後も続きましたが、傍で聴いていてもメンバーの集中力は途切れず、ソプラノの面々もこれからの演奏に向けての糸口を掴んだようでした。


次回の練習で元に戻らないようにしないといけませんね>団員の方々(笑)。


※今日のレッスンに対する坂下さんの感想はこちら 得意げ

(文責:中村太郎)