じーさんの言い分
あと数時間後にジジババがニースに戻ってきてしまいます。。。
「無事に帰ってきたわよ!」
って待ってもいない電話報告してくるんだろうな。そして息子に替われと始まって、息子は嫌だって拒否して「なんて子なの!」のパターン。
そうそう、彼らが出発する前の話なんですけど、突然じーさんが
「ワシはお前(マンマ)のためにピサに行ってやるんだ。」
というようなことを言い出しました。マンマも私も
「???」
「だって誰が義理の妹に会いたいってんだ。孫なら心から会いたいって思えるけど、血も繋がっていない義理の妹に心から会いたいなんて思わん!」
比較対象物(孫と義理の妹)がおかしいし、マンマのために行ってやるって自分で初めに言っているのに、わざわざ「心から会いたいなんて思わない」っていう必要があったのか。。。
こちら(マンマと私)が呆気にとられている間にもじーさんの文句は止まらない。
え、そんなに行きたくないわけ?(笑)
そしたらマンマも
「だったら一番上の子の家にでも泊まらせてもらえばいいでしょ!私は1人で行くから!!」
と。そらそうだ。
「そういう意味じゃない。」
「じゃあどういう意味よ!!」
「だから、孫は心から会いたいと思えるけど、お前の妹にはそう思わんって言いたいだけだ!!」
勝手に老人同士で口喧嘩していてって思いながらも、
「いや、でもさ、義理の妹と孫は比較として成り立たないよ。」
とだけ言うと、マンマが
「だったら、あんたは自分の妹(絶賛絶縁中)に会いに行けばいいじゃないの!」
と言うと、
「ワシの兄弟の話はするなー!!」
とキレる老人。。。
「だからさ、別に毎月毎月行くわけじゃないんだし、滅多に会わないんだから、マンマのためと思って行ったらいいじゃないの。2週間も3週間も滞在するわけじゃない、4泊5日なんだし。それだけの話でしょ。」
とまとめると、
「それは言われなくても分かってるけど!」
分かってるなら言うなよ。
と、まあこんな感じでじーさんに軽くかき混ぜられました。
私を巻き込まないでくれ。
というか、私がいるから言いたかったのか?
それにしても、この人は年のせいか年々ひどくなっていっているなー。
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せっかく出発したと思ったのに
昨日のブログに、こちらのジジババが今日イタリア(ピサ)に出発するとチラッと書きましたが・・・
そのチケットの手配をしたのは私なんです。
FLIXBUSというヨーロッパ内をたくさん走っている大手の格安バス会社。
旅行会社でもお願いできるのですが、手数料取られるのが嫌だとかのケチっぷり。
手数料っていっても5ユーロくらいなんですけど。
まあ、どうせ時間はあるので「取ってあげる」と引き受けました。
朝ニース→ジェノバ、お昼ジェノバ→ピサ(夕方着)、という乗り継ぎのバスです。
乗り継ぎのないダイレクト便もあったのですが、午後遅く発で着くのが22時前でマンマが嫌がり却下。
今朝、出発の前に顔を出しておこうと思い家に寄ったら、マンマはストレスマックスで狭い家の中を右往左往。
「あー、でた、この懐かしい感じ・・・」
と思いながら第三者として遠くから見ていました。
「ちょっと、この植木鉢に水をやってて!!」
とお兄ちゃん2に水のボトルを渡して、自分はさっさといなくなったマンマ。
お兄ちゃん2はため息をつきながらも、言われた通りに水やり。
遠くから
「3日に1度は水やりやってよ!」
と指示が飛んでいます。
というか、あなたたち帰ってくるの4日後だから1度だけでいいんですけど。
お兄ちゃん2が台所に水のボトルを置いてくると、2分後にマンマがそのボトルを満タンにして同じ植木鉢に水やり。
「今、それに水やったばかりだよ!何で2回もやるわけ!?」
「え、知らないわよ、いつやったのよ!」
何かのコントか?
というか、怖いんですけど。
またイタリア劇場の始まりです。
無意味に右往左往している(ようにしか見えない)マンマ。
滅多に出かけないから、こういう準備だけで大慌て。
忙しくしているからと、携帯を見ていたら突然私の目の前で止まって仁王立ちになり、
「土曜に散歩に出てベンチに座っていたら、手に蝶々が止まったのよ!」
とオチのないどうでもいい話を始め、かと思ったらパパに
「あれは入れたのか?これは大丈夫なのか?」
と急かすように質問。
「アメリカに移住するわけじゃないんだから・・・」
とあきれ返るパパ。
そして突然
「ほら、時間ないんだから早く髪の毛をセットしてよ!」
とお兄ちゃん2に指示。
「だったらドライヤー持ってきてさっさと座れ!」
と怒鳴るお兄ちゃん2。
「やだー、そんなに怒らなくてもいいじゃないのー!」
と。
何キャラ?
これ、だいぶ端折って書いていますけど実際は4倍くらいひどいです。
お兄ちゃん2がバス停について行くというので(さすがマザコン)、私はそそくさと退散。
今朝は久々に、唯一のママ友とカフェの日だったのです。
時間も忘れて話し込んでいたら、お兄ちゃん2からの着信。
「無事に出発したって報告?いらないしな。」
と思いながら出てみたら、
「バスがこない!何かメールで連絡が来ていないか?」
と(笑)笑っちゃいけないけど笑いそうになりました。
滅多に出かけない人たちが出かける時に限って、こんなハプニング。
そして後ろでマンマがガヤガヤ喋っています。
メールをチェックして見ても何も無し。
とりあえずもう少し待ってみる、とのことで電話を切りました。
ママ友と別れてから家に帰ってメールを再度チェックしてみたら、出発予定時刻の30分後に
「あいにくバスの用意ができません。つきましては別便を確保しましたのでそちらに乗ってください。乗り継ぎや不都合がある場合は自分でサイトからキャンセルしてください。」
と!!
見てみると、ニース・ジェノバの便の情報しか載っていません。。。
お兄ちゃん2に連絡をすると、もう少しで違う便のバスが来るそうで、その運転手に事情を話して聞いてみるということだったので連絡待ち。30分後、
「結局乗り継ぎが間に合わないからダメみたい。もう往路は全部キャンセルして、午後発の直行便を予約してもらえる?」
とのこと。
すぐに新しい便を予約したら、その直後にジェノバ・ピサの乗り継ぎも変更しましたメールが。
このタイミング、何かの嫌がらせでしょうか。
またその話をしたらややこしくなり過ぎると思ったので、知らないふりして直行便で行ってもらうことに。
こんなやり取りで、私の午前中は丸つぶれ。
息子のお昼ご飯の準備もままならず、どうしよう!と思っていたらお兄ちゃん2が
「実は今日、**(息子)のためにキッシュを焼いていたんだ。君も時間がないだろうし、新しい便のチケットを印刷してもらわないといけないから、チケットを持って来るついでにマンマの家で一緒に食べよう。」
と。
優しいんだかコキ使われているんだかサッパリ分からない状態で、
「だめだ、ここで深く考えてはいけない。ありがたくキッシュをご馳走になろう。」
と頭を切り替えてマンマ宅へ向かいました。
またもやマンマは変なテンションで
「次の便も来なかったら、この旅行は全部キャンセルするわー!」
と笑う姿が怖かった。
そして息子も混ざってランチを食べ、また1人で動き回っていたマンマ。
突然
「気分が悪い。。。」
と青い顔をしてソファーにうなだれました。
どうやら電池切れ。
ちょうど息子の午後の登園時間だったし、私もそそくさと(今日2回目)帰りました。
もちろんお兄ちゃん2は2度目のお見送りをし、2度目こそ無事に出発したという話でした。
おかげさまで午後は疲れ果てて何もできずにお昼寝をした私です。
そして先ほど、FLIXBUSから
「復路の座席指定(チケットを取った時、往路の座席指定はできなかったけれど復路はできたのでしていた)があいにく取り消さなければならなくなりました。つきましては、当日バスにご乗車いただいてから空いている席にお座りください。」
とメールが。。。
復路は問題ないといいんですけど。
これに懲りて、2度と旅行に行かない!とか言い出すのかな。。。
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息子相手に大人気ない話
明日から金曜日まで、こちらのジジババがピサにいるマンマの妹宅に行くので、「ニースにいない」というだけで気が軽くなります。
最近、息子は日本の母や弟とLINEでビデオ通話をすると「お絵かき大会」をするのが恒例行事となりつつあります。
このお絵かき大会というのが、息子対私の戦い。
審判(母や弟)がお題(何を描くか)を出して、私と息子が競うのです。もちろんシナリオができていて、いつも息子が勝つように仕組まれています。
そして近頃、息子は
「ママは全然勝てないねー。一回くらい勝てるといいねー!」
と生意気なことを言うようになってきました。
で、先日。母とビデオ通話をしていた際に「お絵かき大会タイム」がやってきました。
お題は「クワガタ」。
そして今回は珍しくモデルとなるオモチャがあります。
(いつもは大体イメージだけで描いている)
息子はペン36色、クーピー12色、ボールペン2本などなどアイテムがたくさんの中、
「はい、ママはこれで描いて」
と、百均のボールペン(黒)を1本渡されたのもいつものこと。
息子の作品。
初めは同じく黒いボールペンだけで描いていたのに(足も6本、それぞれ2本の指?が出ている状態)、最終的に調子に乗って足が増えて指も増えました。
目のついている位置が愛らしいです。
そして私。
気づいたら結構本気で描いていて(笑)、自分でもリアルに描き過ぎたなって思ったのですが、きっと母なら息子を勝たせてくれるだろうと安心していました。
ところが、
「ママうまいわー」
と私の母(笑)
「さすがにそれは言っちゃダメ!」
と心の中で焦りながら、息子は「今回は負けちゃうわけ!?」と本気で焦り始めました(その結果、足や指を増やしていた。笑)。そこで母はようやく「ハッ」としたのか、
「ママは30年以上も描いているからうまいの当たり前だけど、**(息子)は描き始めて2年だもんねー。」
と良く分からないフォロー。私も
「やっぱり今回もママの負けかー!」
と大声で敗北を認めて、息子の勝ちでお絵かき大会終了となりました。
ふぅー、焦ったー!
事件後、弟にメッセージを写真付きで送ったら、
「そら、お母さんがお姉ちゃんを勝たせるのも無理ないわ(笑)」
と返事が・・・
もう、これからはリアルで描くもんじゃないな、と反省です(笑)
母親の威厳を見せたかったわけじゃないですよ。。。
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