医局で、私のちょうどうしろがわに座っている先生は、
やたら独り言が多いのです。
ときどき、自分に話しかけられているのかと思ってあわてて返事をすると、
たんなるひとりごとだったなんてことは、しょっちゅうです。
今日もごきげんに独り言の嵐。
私が昼休みに医局でお茶を飲んでいると、突然、
「はっはんふふぅーーん~♪」
と、謎の旋律つきの独り言を4~5回繰り返してました。
なんかの歌なのかとも思いましたが、そういうわけでもなさそうでした。
それでおさまったらまだよかったのですが、今度は、
「ふんふんふんふんふん・・・・」
という呪文のような独り言が開始されました。
桜木花道の基礎練かっ!とツッコミを入れたい気持ちをぐっとこらえ、
聞かないふりをして、そのまま本を読んでました。
けど、とにかくウルサイ。
ふんふんふんがすんだ後は、エックスのジジョウがシンパイでザンパイ~♪という、さらに意味不明なフレーズが入り、ますますわけのわからない様相を呈しています。
ここは異国か。日本語か?
もう、気が散ってしょうがないので、
うさこ
「先生・・・、独り言、おおいですね。
家でもそうなんですか?」
すると先生は、そのときはじめて自分の独り言に気づいた様子で、
先生
「・・・え? 独り言? そんなの言ってたっけ」
うさこ
「・・・言ってますよ、さっきからずっと!」…(゜∀゜*)
先生
「アー、そうかもねぇ~。
あ、本、読んでたんだ、もしかして気になる?」
うさこ
「いやーー、先生の独り言はワケがわかんないです」
先生
「そーぉ? 略語で喋ってるからかな~。JKとか、JCとか・・うさこ先生も、ほら、ときどき言われてたじゃない、CK!」
あああ。
なつかしの、CK。
CKこと、チックコリアじゃなくて、ちっちゃい顔しやがって。
うさこ
「JKやらJCって、なんですか? ジャケット? Japan Coma Scale?(←意識障害のスケールをさす医学用語)」
先生
「やだなぁ、ちげーよ、女子高生と、女子中学生!」(桃色。)
うさこ
「・・・」
なんでそんなもんが、日常会話(つうか、独り言)にでてくるんだ!
・・・と、私が内心思っていたのが、顔に出てたらしくて、
先生
「エロ業界では常識の単語だ」
うさこ
「・・・」
・・・言わなくていい。いちいち、言ってくれなくてイイ。
顔面、こおりつきそうになりました。
先生
「乳首のことは、B地区って、言うんだよ」
・・・・あー。。。。そう。そうですか。
ハワイのことをワイハっていうのと、同じ理屈ですね・・・
って、そんなのどうでもいいです、ホント。(涙)
(お下品で、ほんとーにすみません。)