先日 JPTEC資格更新コースが開催されました。
CMD 加藤先生
病院からはインストラクターとして横地師長、私はタスク参加。
Japan Prehospital Trauma evaluation and care
高エネルギー事故とは
・交通事故で同乗者が死亡している
・車から放り出された
・車にひかれた
・5m以上跳ね飛ばされた
・車が高度に損傷している
・車の横転
・自動車と歩行者・自転車の衝突
・機械器具に巻き込まれた
・体幹部がはさまれた
・高所からの墜落
・救出に20分以上要した
などです。
午前中は加藤先生の講義から始まり、プレテストの後
基本スキルトレーニング
2グループにわかれてトレーニング
資格更新コースなので基本から深いところまでスキルが問われる。
バイク事故発生
ヘルメットを被ったままの状態で傷病者がうつ伏せに倒れている。
傷病者に接触する前に状況評価
感染防御、周囲の安全確認、傷病者の数を確認、必要なら応援要請をかける
初期評価
傷病者が生命の危機にあるか、短時間で危機に陥る可能性があるか?
15秒程度で評価!
気道、呼吸、循環、意識のいずれかに異常があれば『ロード&ゴー』と判断!
同時に必要な処置を行う
頚椎固定しながらヘルメットを外すのもテクニックが必要
もう1グループも
全身観察、重点観察、詳細観察などのスキルトレーニングを真剣にしています。
インストラクターからの助言、反省点や振り返りをし、スキルアップを図りました
お昼休憩でワィワィご飯を食べ♪
気分をリラックスした後は後半戦
シナリオトレーニング
「車を運転していてお年寄りをはねてしまった…」
と、救急車要請が入った☎︎119
傷病者をはねてしまったという男性はひどく動揺している。
現場関係者から情報を集める
目撃者によると「傷病者ははねられたのではなく自分で転んで倒れていた」と。
はねられたのか?転倒したのか?車との接触はあったのか?
はっきりとした事がわからない。
色んなパターンを想定しながら評価・観察していく…
「腰が痛い~。年寄りだけんな!足が痛い~。年寄りだけんな!」
よく喋る。
高齢で円背、足も曲げ伸ばしがスムーズにいかない。
バックボード固定に四苦八苦です
頭をひねりながらの固定、移動。
実際の消防車や救急車を使ったリアルなシナリオ設定です。
大型トラックが家屋の壁面に突っ込んだ!
関係者から情報収集
近くを散歩していた女性が
「さっきまで一緒にいた旦那が見あたらない。少し離れて歩いている間にいなくなってしまった。」と言っている。
トラックの運転手は目立った怪我はなく
「壁に突っ込んだ。人なんかはねてない!」と言っている。
警察も含め傷病者数や安全確認する
トラックの下じきになっている男性を発見!
救助活動
その様子を見ていた傷病者の妻がトラックの下にもぐって強引に助けようとしたりするなど取り乱し、救助活動を妨げてしまう事態…
救急隊は冷静に安全に迅速、的確な判断が問われる。
警察などの力を借り、女性を安全な場所へ移動させ、救助活動を続ける
救急車へ移動
冷静で的確な判断、指示の連発。
さすがでした。お疲れ様でした^ ^
シナリオ終了後、全員で振り返りをしました。
更新生、インストラクター、見学者、みんなが新たな学びの場になりました。
とても内容の濃いコースでした。
皆さん良い顔してますね~^ ^