1-2年生の帰国生保護者会となるものへ行ってきました。
先月の一般クラスの保護者会があり、2回目。

入学してから帰国生のご両親とお話する機会がなかったので、是非、お会いしたいなと思い、参加しました。

2年生はほとんど不参加。
1年生はほぼ参加。

先生陣がずらっと並んでいて、親同士が話しやすい雰囲気ではなかった。



ほとんどの方が、日本人学校の話しをしていました。

少人数の日本人学校では、アットホームな雰囲気で、成績表もゆるくつけてもらえたり。クラブ活動も楽しくスポーツをする感じだったので、日本の学校に戻り、部活動の先輩後輩関係が難しいとか、学校の勉強と部活の両立が難しいとか、体力の違いを感じるとか。
そんな話しでした。

日本の義務教育をほとんど受けていないとか、海外で生まれて育った子は少なかったかったな。

英語圏ではないハーフの子は、学校に慣れることよりも、帰国生の英語伸長授業のことを心配していたな。

英語は得意じゃないなけど、帰国生の英語クラスにいたいけど、いいのかなぁ、、、みたいな。


聞きたいことがあったら、、、というので、
自宅学習はどの様にしていますか?
試験勉強とか、海外と勉強の違いがあって、戸惑いませんか?とお尋ねしてみたら、日本人学校の子は、やっぱり、うちの娘とはおかれている境遇が違うなぁと感じました。

現地校だった子は、受験前に日本に帰国して、うちみたいにNPO活動の日本語学習教室へ通ったり、受験で申請して、問題用紙に平仮名をふってもらったとか、高校へ入学してからも、日本語で科目ごとに使う用語や問いの意味が理解出来ないから困っているとか、敬語や丁寧語が使えないから、先輩や先生への言葉遣いで、生意気だなと思われてしまうんではないかと心配ですとか、抱えている悩みが同じような感じでした。

もう学校には期待も不満も言うつもりないけど、昭和から帰国生受け入れをしてきて、そこで起きた問題や改善点など、学校と教育委員会の担当課は、データ収集以外、国際社会への理解、グローバル教育を推進するにあたって、何か変革がされてきているのか?と国際教室の先生に伺ってみましたが、ミーティングのようなものはあるそうだけど、増え続ける帰国生への対応で変わるようなことは、具体的にはないそうで、受け入れ試験、人数、各学校の取り組み方は、学校ではなく、やっぱり教育委員会に全て権限があるんだねという話しでした。

グローバル化教育は、英語を話せる子供を増やすとか、日本から見た意見を海外に発信できるような子供を育てるとかで、多様化する海外帰国生の未来が明るくなる現状は、見えてこないなと感じました😓


こんな資料はあってもね。





外国人入試枠も帰国生入試枠も今年の志望者数に足りていないし、その枠で高校受験する以前の問題で、日本へ来ても、日本の勉強が出来なかったら、私立に行く余裕のない外国人家庭や日本人家庭の子供は、高校に行きたくても定時制や通信制の高校にしか行けないという問題は変わらないまま、国際教育理解なんていうんだな。

そう思うと、オーストラリアって、進んでいるなぁと思います。

NSW州なら、都市部に2校、移民と海外からの子供達が、勉強についていくのに必要な英語力が足りなかった場合の公立中高に入学出来るまでに通う公立の国際学校があります。

そこで、英語で各科目を学ぶ力を身につけさせるだけでなく、オーストラリアの学校に慣れるためのサポートをしてくれて、定期試験でパスした子供は、居住区の中高に入学出来ます。


小学校は、居住区の小学校の中で、ESL教室と一般授業を受けながら、サポートしてくれます。

親の仕事の都合や留学生の外国人生徒受け入れをしますよという指定校もあったり。

無償ではないけど、親の仕事の都合なら、所得に応じて、学費を後から返納してもらえます。

こんな記事があります。


日本では同化することで、うまく学校生活が送れるようになる。

中高生から帰国するというのは、やっぱり現地校だった子供には、ハードルが高いです。

でもオーストラリアでは、バックグラウンドが色々あって、オーストラリア人になった人が多いから、意識しなくても気がついたら、馴染んでたなぁと。

日本の公立学校の真のグローバル化は、難しいのかな。