ことばが遅いお子様は、
一定数、必ずいらっしゃいます。
そして、原因は、いろいろです。
でも、聴覚障害だとか脳性まひ、
お口の何等かの病気などがある以外の場合、
音を聞くことが苦手なお子さんが多いのが確かです。
音を聞くことや、ことばを覚えることが苦手だったり、
ことばを作っている子音や母音の
一つ一つの音を聞き分ける、
そして、記憶するということが苦手な場合もあります。
じゃあ、
言語聴覚士として、どのようなことを家庭で
してもらったらよいかと申しますと。
聞くということが苦手なお子さん、
たとえば大きな音が苦手だとか
小さな音であっても、敏感に反応してしまう
(昼寝していても、少しの音で起きるとか、
人ごみなどのやかましいスーパーなどに行くとテンションがあがりすぎるなど)
そのような場合は、
音を聞くことを拒否してしまっていることがあります。
聞いているけど、無視してしまう。。。
耳を閉じているとも言います。
私たちも、聞きたくない話だと、
聞こえているけど、聞いていない状態になりますよね。
なので、
お子さんが、ことばが遅いな~と思ったらしてほしいこと。
まず、
脳に血液が良くいくように、
飲み物は、できるだけ、水にしましょう。
さらに、
音を聞くのが苦手なお子さんは、
耳が常に緊張している状態なので、
できるだけリラックスさせてあげることが必要。
そのために、モーツァルトの音楽を毎日、最低1時間は部屋に流しましょう。
よいスピーカーで流してあげるとさらに良いですね。
そして、
言語の脳にことばが届きやすいように、
「右耳から、やさしく話かけること」
これを心がけてあげましょう。
さらに、
日常的に、言葉が出てなくて、
とか、
発音が不明瞭で分かりにくい場合には、
ジェスチャーや文字、カードなども使って、
まずは、コミュニケーションが円滑にいくようにしてあげてくださいね。
耳を、マッサージしてあげることも大切だし、
お母さんが、きれいな、響きのある声で、
毎日、絵本を読んであげたり、
歌をうたってあげるのもとっても効果がありますよ。