ことばが遅れるお子様について | 言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

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発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。

ことばが遅いお子様は、

一定数、必ずいらっしゃいます。


そして、原因は、いろいろです。


でも、聴覚障害だとか脳性まひ、

お口の何等かの病気などがある以外の場合、


音を聞くことが苦手なお子さんが多いのが確かです。


音を聞くことや、ことばを覚えることが苦手だったり、

ことばを作っている子音や母音の

一つ一つの音を聞き分ける、

そして、記憶するということが苦手な場合もあります。



じゃあ、

言語聴覚士として、どのようなことを家庭で

してもらったらよいかと申しますと。



聞くということが苦手なお子さん、


たとえば大きな音が苦手だとか

小さな音であっても、敏感に反応してしまう

(昼寝していても、少しの音で起きるとか、

 人ごみなどのやかましいスーパーなどに行くとテンションがあがりすぎるなど)


そのような場合は、

音を聞くことを拒否してしまっていることがあります。


聞いているけど、無視してしまう。。。


耳を閉じているとも言います。


私たちも、聞きたくない話だと、

聞こえているけど、聞いていない状態になりますよね。




なので、

お子さんが、ことばが遅いな~と思ったらしてほしいこと。



まず、

脳に血液が良くいくように、

飲み物は、できるだけ、水にしましょう。


さらに、

音を聞くのが苦手なお子さんは、

耳が常に緊張している状態なので、

できるだけリラックスさせてあげることが必要。


そのために、モーツァルトの音楽を毎日、最低1時間は部屋に流しましょう。

よいスピーカーで流してあげるとさらに良いですね。



そして、

言語の脳にことばが届きやすいように、


「右耳から、やさしく話かけること」


これを心がけてあげましょう。



さらに、

日常的に、言葉が出てなくて、

とか、

発音が不明瞭で分かりにくい場合には、

ジェスチャーや文字、カードなども使って、

まずは、コミュニケーションが円滑にいくようにしてあげてくださいね。



耳を、マッサージしてあげることも大切だし、

お母さんが、きれいな、響きのある声で、

毎日、絵本を読んであげたり、

歌をうたってあげるのもとっても効果がありますよ。