発達障碍児への投薬治療について | 言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

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発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。

私は、ブレインジムのインストラクターです。

ブレインジムは、キネシオロジーの中の一種なのですが、

キネシオロジーは、いわゆる「代替医療」となります。


そして、私自身も、以前は、玄米菜食を実践し、
自然療法こそが人間の自然治癒力を活性化させるもの!として、
信奉しておりました。


そう。
あの頃は、
「西洋医学は間違っている!」
「薬は、毒だ!」
「薬なんて、絶対に飲んではいけない」
「化学調味料なんてありえない!」

なんて、考えで、ガチガチだったので、
ほんまに、尖った人間でした。


そして、
その後、いろんな出会いがあって、

生きていくことには、
何よりも、「調和」と「感謝する心」が大切であることや

物事には、良い面もあれば、わるい面もあること。

絶対に良いものは、神様しか存在していなくて、

人間である限り、
良いことも、悪いこともあって当然。


そのことに気づいたのです。


だから、
この現代を
自然療法を中心に考えていたり、
安全な食事を!にこだわっていると、

もう、危険ばかりで、生きていけないくらいの気持ちになってしまいますよね。


でも、
この現代であっても、
わるいことばかりではありません。

化学調味料は、
とても人間の身体にわるい!と言っても、

それでも、
お陰様で、
料理ベタな人が、それなりの味付けでお料理出来る時代であるんですよね。


昔、
料理の下手な女性を妻に迎えたら、
毎日、とんでもなくまずい食事しか食べられたなかったのに。

今では、
レトルト食品、味付け、冷凍食品で、
それなりの味つけのものが食べられるようになってます。


このことは、
すごく活気的なことでもあるんですよね。


そして、大切なのは、
それらを作った方、
考えた方、
病気を押して、働いている方。

そして、
賞味期限切れで、捨てられるもの。

そんないろんな背景が
目の前のものには、あるということに気づくこと。

それが大切なんじゃないでしょうか?


私は、マザーテレサを尊敬していますが、
そのマザーテレサのことばに

「愛は、裁かない、判断しない」ってことばがあります。


つまり、
目の前にある物事も、出来事も、
食品も、人もなにもかも、

ありのままを認めるということ。

それこそが「愛」ということなんですよね。


前置きが長くなりましたが、

発達障碍児に対して、
特に、睡眠障害があったり、

不安症状がきつかったり、

アレルギーがきつかったり、

多動性が強すぎる場合。

一時期、
薬を処方されることがあります。


この薬の処方ですが、
私が、今まで勤務したり、かかわったお医者様では、

やはり、薬は、「最終手段」とも言えるのです。

決して、
誰にでも処方するわけではないし、

永遠に処方するわけではありません。


ちゃんと目的をもって、期間を決めて
処方されます。


それはどうしてか?

それは、
薬を使わないと、どうにも、変化させることができない

現実の生活状況があるから・・・です。


子供が寝なかったら、
おかあさんも睡眠不足で、体調不良。ストレス満載。

そして、子どもも、脳の未熟さで寝られない。

そして眠れないことは、
さらに、成長を妨げるし、
教育の機会も奪います。


かたくなに、「薬に頼らない」とするならば、

徹底した食事療法や転地療法、
いろんな手段があるかもしれませんが、

実のところ、
病気というものは、心の問題もからんでいるから、
決して、簡単に効果がでるものでもありません。

家族の生活もあるし、
社会で生きている限り。
いろんな問題があるのです。


私の経験だけでしかいえませんが、

実際に、現代で、子育てで、
完全な食事療法や、自然療法を徹底できることは、

多くの犠牲を伴うことが多いのです。

結果的に
自然療法、食事療法を徹底した結果、

子どもの健康な心の成長を妨げることもあります。

私は、
今でも、自然療法派ではあるので、

歯医者と健康診断以外には、病院にお世話になりません。


子どもたちも、
そうですよね。


でも、

子どもは、日々成長するので、
それぞれの時代に学んでいかないとならない課題がたくさんあります。


子ども自身の心の育ちを大切に考えて、
その上で、いろんな問題を判断していかないとなりません。


多動のお子さんが、薬で、多動がおさまり、
いろんなことが落ち着き、母子関係が改善する場合があります。

薬を飲み始めるときには、
おかあさんの心の疲労は、大変な状態です。


ここで一旦、休憩するのです。
心をリセットするのです。

そして、
もう一度、
基本ルールにしたがって、

子育て方法の改善から手をつけていく必要があるのです。


だから、
投薬をしたからといって、
すべてが壊れるわけでもないのです。


そして、
「薬を飲んだから安心!」でもないのです。

薬を飲んで落ち着いたその時期に、

一期にいろんな生活の改善をしていく課題があるのです。

期間は限られています。

その一時期に、
今まで、こじれてしまった歯車を、正しく整えて、

リセットして、
一から、始めるのです。



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薬に抵抗を持たれている方は、
薬が何をするものなのか?ということと、

ちゃんと
薬を飲んでいる期間に「するべきこと」を
きちんと整理して考えてください。


そして、
薬を飲ませて、お子さんが体調が安定したならば、

お母さん自身の子育ての方法を見直さなくてはならないことも出てきます。


今までなら、
「子育てが大変でストレスだから・・・」って
言い訳していたさまざなことが
言い訳できなくなることもあるのです。


最終的には、
薬も飲まず、
ブレインジムなどを使って、
お子さんが落ちついて生活できることが目標です。


そして、
小児の発達障碍を診断していただく病院は、

しっかりと情報を集めて、選んでください。


どこでもいい!ではないのです。

一箇所で、信頼できる病院だったら良いですが、

子どもの発達障碍を、しっかりと診断できる病院は、
限られていることも理解しておいてください。


さらにいえば、
発達障碍の専門でない病院のお医者さんが、

ずべての日本の発達障碍児医療の現実と。考えないでください。


多くの、愛ある医師が、たくさんいることを
忘れないでほしいと思います。



*私の相談室に来られる方から、
しばしば、たった一人の方に出会っただけなのに、

「保健センターは、便りにならない」と言われる方が本当に多い。


保健センターにも、何十人も、保健師さんがいて、
その中の、たった一人にしかであってないことを理解していただきたいのです。


これは、私自身が、
育児で、ノイローゼになっていたときに、
まさに、
世の中の多くの人は。間違っている!とか
信頼できる人は、ほとんどいない・・・・

そのような状況に陥っていた時期があったから、
こここに書いています。

最悪に感じていた学校が、
心が健康になれば、
とても良い方に溢れていることに気づけたのです。

まさにパラダイムシフト。

同じ生きるのなら、

世の中の闇を見てばかりいるよりも、
光の部分に注目して調和して、優しい心で生きたほうがいいと思いませんか?