新生児期からの言葉育て | 言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。

子どものコミュニケーションを育てる視点で

実は、愛情をかけてる!という思い込みが
不適切な、コミュニケーション行動を
強めてしまってることってあるんですよね。

赤ちゃんが泣いたら→ミルク、おっぱい
赤ちゃんが泣いたら→抱っこ

首すわり前くらいまでならば、
それで良い 

でもね。
意図が生まれてくるころから
たいていは、首すわり前ころから。
笑いがでてくるころから。

変化させていくと、
コミュニケーションがスムーズになりますよ。

なくより
笑ったり、機嫌良くする
時間が増えてきます。

だから
泣くという以外の
コミュニケーションのサイン以外を大人が読み取っていく

なんかね、
お腹が空いてきた素振りをしだす
→お腹すいたのね、飲もうね。

身体や姿勢がしんどそう
→ちょっと抱っこしてみようか。

首すわりころからは、
泣く以外に、情動が少し変化してきています。

だから、
泣くから→◯◯をするのではなく

泣くとは違う方法での

ノンバーバルサインを読み取っていく

寝かせつけでも、
泣くから、眠たいのね!

ではなくて、

なんか眠たくなってきたから
ネンネしようか?

寝かせつけに、
ミルクや、母乳が必須という
思い込みも、

少しずつ
変化させていく

母乳=愛情ではない
また
赤ちゃんが泣く=お腹すいた!ではない

むしろ
泣いたら、おっぱいのパターンをつかっているのは、
大人側の対応なんですよね。

2ヶ月とか3ヶ月過ぎてくると、
おしっこでおむつが濡れたときや
おしっこがでたら、
声を上げたり
顔をしかめたり
何らかのサインを出し始めます

うんちのときも
あ、うんちしてるのね?という
表情がでたり、
サインをよみとれる

その時に対応する

うんちね、
おしっこね

そうすると
泣かなくても親が反応してくれる

そして、 ノンバーバルのサインや
発声が強化されていくのですよね。

泣くでも、
いろんなそれ以外の
表現は、
大人の対応で、
強められたり
弱められたりします

適切なコミュニケーション行動を
適切に強化していくこと

それがポイント

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ある幼児が,抱っこをしてほしい時

抱っこのサイン

つまり、手を伸ばして
母親を見つめるをしてました

また、母親を追っかけて
手を上げてました

でも、ママは無視

そうしたら、
サインや目でチャント要求を伝えてるのに
反応をしてくれない

そうだから、
泣き出します。

少し泣いても来てくれない

もっと泣きます!

そうしたら、やっと
仕方ないね💦
と抱っこしてもらえます。

これが、 悪い行動を
強めてることになります。

子どもは、ちゃんと
サインや目線で
要求をつたえているんですよね。

泣く!という
幼い方法てはなくて。

だから、
サイン、表情、視線、発声などの
適切な行動があることに、
親は対応をしていくと、

もう泣かないでも抱っこしてもらえることを学習していきます

お腹がすいたのサインも、
指すいをしだす、吸啜反射で
チュチュとしだす

いろんなサインが出始めます

泣くではなく
そんなサインに反応していけば
適切なコミュニケーション行動が
定着していくんですよね。

歩いているときに、
抱っこといいだす。

このときは?どうしたらいい?
サボってる気がする!とかという相談もあります。

でも、
まず、ちゃんと言葉で抱っこ!といったならば
抱っこをしてあげる。

その時に、また、永遠に抱っこする必要はなく

10こだけね!20だけね。
おうちまでね!
公園までね!とかいって
抱っこしてあるく

親は約束を守る!

そして、約束通り
下ろす

 またしばらくしたら
抱っこ!という

また10抱っこする

これでも、
歩いているときに、
泣くとかという行動は、
減っていきます

そして、言葉で要求を伝えるところが
育ってくるんですよね。

そして、
無理に歩かせるのではなく
おろして歩いたら
ちゃんと歩いたね!
トコトコしたね!
ぼく、あるけるんだね!と褒めてあげる

もちろん!
カウントするのは、
10だけでなく
20も、30も
臨機応変に。