公開レッスン♪
昨日は「ラ・フォル・ジュルネ」のイベントの1つである、公開レッスンの聴講に行って来ました
(公開レッスンとは、誰でも聴講できるように一般公開で行われる形式のレッスンです。)
開始40分前に着いたにもかかわらず長蛇の列!!
大人気の様子が伺えました
講師はパリ国立高等音楽院で教授も務める世界的ピアニスト
クレール・デゼールさん!
そしてレッスン受講生は、東京藝術大学の附属音楽高校(通称:芸高)に通う学生さんでした。
曲目は、
●リスト作曲:ヴェネツィアとナポリ より「タランテラ」
残り時間で
●ベートーヴェン作曲:ピアノソナタ30番 より 第1楽章
レッスンはまず「タランテラ」から始まりました
リスト作曲「タランテラ」は、私自身、大学2年次の実技試験やスイスでのチャペルコンサートで演奏した曲で特別な思い入れもあるので、今回どんな解釈で指導がなされるのか、とても楽しみでした♪
緊張感のある雰囲気でしたが、受講生の方の演奏は本当に素晴らしく、
クレール・デゼールさんは「あなたはとてもピアニスティックに弾かれる方だということが分かって、嬉しいわ!」とおっしゃっていました
少し専門的な内容になってしまいますが、今回学んだことを覚えている限り、後のために書き留めておこうと思います。
少しお時間のある方は、BGMにタランテラをかけながら目を通していただけましたら幸いです
そうでない方も、とってもカッコイイ曲なので、曲だけでも……最初と最後だけでも!聴いていただけましたらとてもとても嬉しいです
<以下タランテラのアドバイス>
タランテラとはイタリア・ナポリの舞曲のことで、タラントという町の名前に由来すると言われています。
また同じ町の名を由来とする毒蜘蛛のタランチュラに噛まれると、その毒を抜くために踊りつづけなければならないとする話から付けられたという説もあることから
この曲は「死を感じながらの踊り」であることを意識して弾くこと。そのために、テクニック面のアプローチとして、左手をしっかり弾くこと。
この曲は幻想的な要素が強いので、導入部分は自由に。
悪魔的な曲想を表現するために、アルペジオはキツく素早く!
モーツァルトやショパン、ドビュッシーの曲中のクレッシェンドは、声楽的なアプローチで行うため、音量を増すにつれてペダルを多く用いるが、
リストのは交響曲をイメージしてオーケストラの響きを表現すること。
中間部はナポリ民謡を意識して、音色を作ること。音色が命!!
<以下ベートーヴェンソナタ>
テーマのコントラストを表現するためにペダルは薄く浅く。
pでも、大きいホールの最後列にも聞こえるようなイメージで、タッチの発音をする。
ベートーヴェンの曲では、強弱・曲想のニュアンスを「ガラッ」と変えること。決して予感はさせないで!!
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました
心に留めて、今後の音楽活動に生かしていきたいと思います
Have a nice day
chihiro
(公開レッスンとは、誰でも聴講できるように一般公開で行われる形式のレッスンです。)
開始40分前に着いたにもかかわらず長蛇の列!!
大人気の様子が伺えました
講師はパリ国立高等音楽院で教授も務める世界的ピアニスト
クレール・デゼールさん!
そしてレッスン受講生は、東京藝術大学の附属音楽高校(通称:芸高)に通う学生さんでした。
曲目は、
●リスト作曲:ヴェネツィアとナポリ より「タランテラ」
残り時間で
●ベートーヴェン作曲:ピアノソナタ30番 より 第1楽章
レッスンはまず「タランテラ」から始まりました
リスト作曲「タランテラ」は、私自身、大学2年次の実技試験やスイスでのチャペルコンサートで演奏した曲で特別な思い入れもあるので、今回どんな解釈で指導がなされるのか、とても楽しみでした♪
緊張感のある雰囲気でしたが、受講生の方の演奏は本当に素晴らしく、
クレール・デゼールさんは「あなたはとてもピアニスティックに弾かれる方だということが分かって、嬉しいわ!」とおっしゃっていました
少し専門的な内容になってしまいますが、今回学んだことを覚えている限り、後のために書き留めておこうと思います。
少しお時間のある方は、BGMにタランテラをかけながら目を通していただけましたら幸いです
そうでない方も、とってもカッコイイ曲なので、曲だけでも……最初と最後だけでも!聴いていただけましたらとてもとても嬉しいです
<以下タランテラのアドバイス>
タランテラとはイタリア・ナポリの舞曲のことで、タラントという町の名前に由来すると言われています。
また同じ町の名を由来とする毒蜘蛛のタランチュラに噛まれると、その毒を抜くために踊りつづけなければならないとする話から付けられたという説もあることから
この曲は「死を感じながらの踊り」であることを意識して弾くこと。そのために、テクニック面のアプローチとして、左手をしっかり弾くこと。
この曲は幻想的な要素が強いので、導入部分は自由に。
悪魔的な曲想を表現するために、アルペジオはキツく素早く!
モーツァルトやショパン、ドビュッシーの曲中のクレッシェンドは、声楽的なアプローチで行うため、音量を増すにつれてペダルを多く用いるが、
リストのは交響曲をイメージしてオーケストラの響きを表現すること。
中間部はナポリ民謡を意識して、音色を作ること。音色が命!!
<以下ベートーヴェンソナタ>
テーマのコントラストを表現するためにペダルは薄く浅く。
pでも、大きいホールの最後列にも聞こえるようなイメージで、タッチの発音をする。
ベートーヴェンの曲では、強弱・曲想のニュアンスを「ガラッ」と変えること。決して予感はさせないで!!
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました
心に留めて、今後の音楽活動に生かしていきたいと思います
Have a nice day
chihiro