Happy Birthday☆ | ピアノデュオ☆Spica☆のブログ

Happy Birthday☆

今日はクイズ付きでお送りします

時は日本が天保の改革やペリー来航、明治維新と、激動の時代を迎えていたころ

今から約180年前の今日5月7日に、遠くドイツで、のちに名を残すこととなる偉大な音楽家が生まれました


早速クイズ第1問

その音楽家とは誰でしょうか?
(ヒントは年代と出身地です♪)

①バッハ
②ブラームス
③チャイコフスキー


正解は


……


②ブラームス!!です

(バッハはドイツ出身ですが、ブラームスよりもっと昔の時代(約150年前)を生きました。また、チャイコフスキーは、ブラームスとほぼ同時期を生きましたが、出身はロシアです。)

ということで

今日は、バッハやベートーヴェンと共にドイツ音楽における「三大B」とも称されている偉大な音楽家

ブラームスについてお話します



ヨハネス・ブラームス(1833~1897)は、ドイツ・ハンブルク出身の音楽家です。


コントラバス奏者の長男として生まれ、6歳の時から父にヴァイオリンの手ほどきを受けました

幼い頃より、レストランや居酒屋でピアノ演奏をしたり、13歳で小さな楽団に加わり活動することで、家計を補っていました。

そして20歳も過ぎた頃

音楽評論雑誌でシューマンに大絶賛され、ついに作曲家として世に出る道が開かれました

ブラームスにとっては、シューマン様々ですね

それから数々の名曲(「ドイツレクイエム」や「ヴァイオリン協奏曲」、「大学祝典序曲」など)を生み出し、

30代半ばを迎えるころには、すっかりカリスマ音楽家としての名声を得ていました。

この時、出身地であるハンブルクから名誉市民に推され、オーストリア皇帝から勲章を贈られています。




ブラームスの音楽の特徴には、保守的で確たる構成原理に基づいた古典的な作風であること、重厚なハーモニーが挙げられます

……と難しいことはさておき、スイーツに例えると

コーヒーのほろ苦い香りと濃厚なチョコレートのハーモニーが絶妙なケーキ

「オペラ」といった感じでしょうか



ブラームスの代表作の1つに、交響曲第1番が挙げられますが

この曲、驚くべきはその制作期間なんです!!


ここでクイズ第2問

この「交響曲第1番 Op68」は完成までにどのくらいの時間を要したのでしょうか?


①2時間
②2日
③20年


正解は……


……


まさかの……


……


悩める乙女もびっくり!


③「20年」!なんです


第1番と付いていることからも分かるように、これはブラームスにとって初めて作った交響曲だったわけですが

ブラームスさん、ものすごく悩んだんですね。


でも一生懸命作ったかいあり

この曲はベートーヴェンの交響曲第9番(喜びの歌)に続く名作という意味で、「ベートーヴェンの交響曲第10番」と呼ばれるほどの大成功をおさめることとなりました

(「のだめカンタービレ」でも使われていたので、聴いたことのある方もいらっしゃることと思います。)




今日お話した他にも、多くのエピソードや名作を残したブラームス、またの機会にお話できたらと思います


Have a nice weekend

chihiro