昨年は子供にスキーをやらせ始めてブーツを新調しました。
それ依頼、板も新しいのが欲しいな~・・とちょっと思ってました。
僕のはカービングが出始めて2年目くらい(多分2000年)に買った物でかなり古いのです。
ここ数年で、かなりカービングの技術が成熟して
凄く良くなってきているって話を聞いていましたので
新しい板は如何ほどの物か?と思い
昨シーズン末に元上司の人に最近の板を一日お借りて滑ってきました。
お借りしたのはOGASAKAのkeo'sってシリーズのかなり上の物だったのですが
感想は。
「ナニコレスゴイヨー!」
めっちゃ高性能で「おぉぉぉぉ・・」ってぐらい
ギュンギュンとカービングターン出来るのです。
それ以来、新しい板が欲しい・・と思ってました。
で、昨年は仕事で神田にちょいちょい行く事が多かったので
その度にスキーの板を見て帰ったり、徐々に情報収集していました。
(神田、神保町周辺は登山用品とスキー用品のメッカなのです)
手っ取り早いのはお借りした板と同じものを買えば良いのですが。
お借りした板の値段調べたら凄く良いお値段・・・
(アイシクルジャケット上下で買えるぐらい)
とても手が出せないので、もう少し安くって良い物無いかな~と。
1年2年落ち位の中上級者モデルなら手が出せるかな~と
物色を始めました。
で、色々調べて行くうちに凄く悩んだのが
スキーの板の種類も以前より細分化が進んでいるっぽいのです。
まず、太さ。
以前はカービングとは言っても左程太くは無くって
先端と末端部分だけが少し太いぐらいだったのですが
最近は、ノーマル、セミファット、ファット、スーパーファットなどと
分類が進んでいるみたいでスーパーファットなんて
「ボード??」ってぐらい太いです。
形状も色々な物が出て来ています。
ソールの形状も以前は、先端と末端が接地して中心が浮き上がっている
キャンバー形状と言う形状でしたが
ここ数年でロッカー形状なる物が出始めているのです。
キャンパー
ロッカー
※どちらも他サイトから
ロッカー形状はキャンバーの逆で反対に反ってるのです。
ロッカー形状はキャンバーの逆で反対に反ってるのです。
確かに高速で滑っている時は反対側に反って接地してる
と思うので、だったら最初から反っちゃえば良いじゃん。
と思うので、だったら最初から反っちゃえば良いじゃん。
って事じゃないかとは思うのですが
初めて知った時には「まじ??」と。
徐々に各メーカーもロッカー形状の物を出し始めて居る状況なのです。
K2は2011年から全モデルにロッカー採用らしいです。
但し、ロッカーもまだ、海の物とも山の物ともと言った感じですし
メーカーもロッカーキャンパー形状とか(両方を両立)
トップだけロッカーとか、
ロッカーを唄ってはいるけど全然違うとか
結局、何が良いのか?
そもそもロッカーで良いのか??
って感じで、カービング出始めの頃の様なカオス感を感じるのです。
ソールの形状一つでも、何を選んで良い物やらでう~ん・・・・と。
それともう一つ悩んでしまう要因が、僕自身が新しい板に何を求めるのかって部分も
決めかねてました。
一番は昨年お借りした板みたいに
ギュンギュン系のしっかりカービングできる板。
(それでも基礎系モデルみたいです、決してレースモデルでは無い)
それを選ぶとしたら、大回り系?小回り系?中間???とさらに悩む。
もう一つ、最近急激に気になっているキーワードとして
BCスキー(バックカントリー)
山から斜面をキャッホー!!と滑り降りるあれです。
以前唐松で僕らが吹雪に巻き込まれる中
BC二人組はさっさと滑り降りて行ったのです。
それ以来、天候が荒れる方向に進んでいる時にあの機動力は半端ないな・・と。
僕らが数時間掛けて下った距離をおそらく数分で下り切ってるはずです。
登山の(いや下山の?)技術としても非常に優れて居るな~と憧れてました。
BC用のスキーは、上記のギュンギュン系スキーとは対極に居るようなスキーで
幅広でロッカーしてて、ずらし上等な感じなのです。
なので、それでゲレンデ滑るのはちょっと面白味が無いかな~と。
結局ズリズリ滑ってしまっては買い替える意味が無いので・・・
でも、BCもやってみたいしな~と。
一回買ったら、やはり結婚していて子供も居る身としては
次は中々買ってもらえないし
そもそも、まだ嫁からの決裁はおりてませんし・・・・w
でも、気になって日々スキー情報を集めたりしているのでした。
丁度、スキー強化月間で毎週スキーに行ってますので
ギュイーンってカービングターンしてる人見ると
欲しいな~って思ってました。
BCやりたいな~と。
ギュンギュン系・・・いや・・・BC用のファットスキーか・・・
いや、やはりギュンギュン系。
いや、BCだ!!!
と、ここの所毎日悩んで居ました。
(ちなみに買う予定も予算も一切無しです)
でも、道具で悩むの・・・楽しいな~とw
で、色々見ていて気が付いたキーワード。
「オールマウンテン」
最初はオールラウンドって言い方が今風になっただけだと思ってました。
デザートをスイーツ
スパゲッティーをパスタ
バイキングをビュッフェなどと言い方が変わってきたみたいに・・・
また、解りにくい事しやがって・・・ぐらいに思って居たのですが
どうも、オールラウンドとは定義が違うらしい。
オールマンテン・・・
山の頂上から麓まで一本で滑ると言うコンセプト。
ファットスキーの良い部分と、ゲレンデ用の良い所を融合。
的な事が書いてあったのです。
どちらも行けるって事は言葉を返すと
どちらも中途半端って意味になりますがそれも良いかな~と。
欲しかった、ギュンギュン系の板では無いけど
最近の板ならば、今の板よりはカービングターン出来るんじゃ無いか??
しかも、それでいて多少は荒れた斜面や浮力も考えて居るなら
良いのでは・・・・
まさに、中途半端、器用貧乏。
武将で言ったら武田信繁。
武力・統率力・知力・政治力・魅力全て80点・・・・悪くない!!
いや、むしろ良い!って事で
いや、むしろ良い!って事で
猛烈にこのシリーズの板が欲しくなって
嫁さんにお願いしまくって買わせてもらいました。
殺し文句は「今でしょ?」です。
土曜日の午後に数万円握って神保町へ。
幾つかのスキー用品店を梯子して
こいつに決めました。
長さは160cmです。
このトルネードはキャンパー形状。
2012年にENDUROと言う名前にモデルチェンジしているのですが
そちらはトップロッカー形状。
そちらはトップロッカー形状。
この二つが同じ値段で売っていたので
ENDURO(ロッカー)
Tornado(キャンバー)にするかめっちゃ悩みました。
でも、少しでもギュンギュン要素を残しておきたかったので
迷った挙句、キャンパー形状のTornadoにしました。
で、翌日の日曜に早速デビュー。
子供が休憩している隙の数本しか滑ってませんが
ファーストインプレッションです。
やはり確実に進化してます。
急斜面でかっ飛ぶと、板が前の物よりも短いからか(以前は170cm)
ちょっと頼りない感じはしますが調整の範囲。
ちゃんとカービングしてくれるし、ずらせるし
ほぼ、想像通りな感じです。
R値も以前の物よりも小さくなってきているので
緩斜面でもヒザを入れればスイーっと回ります。
もう、雪がダレダレになって来てしまっているので
本シーズンの凄い良い状態の時にどれぐらい
食いついてくれるかが解らないのですが凄く安く変えましたし
まー、オッケーかな?と言う感じです。