On the RICE !


丼モノ いいですね。



何故なんでしょう、アレ。

御飯とおかずを別々に食べても美味いけど、

上にかけるだけで魅力が増してしまうのは。


もう、カツとじ定食の意味がわかりません。

カツ丼にして つゆを御飯に染ませなきゃ、

お米に失礼でしょ。


てんぷらは、

御飯の上に坐ったその時から

それまでの気取屋の風情を捨てて

急に人懐こい性格に変わるじゃないですか。


そうそう。

丼モノは性格がいいヤツらなのです。



丼大国ニッポンには

人柄のよろしい丼たちが数ありますが、

お隣 台湾のぶっかけ飯も

なかなか親しみやすい丼たちです。



豚肉そぼろ丼の 『魯肉飯』などは

最近 台湾の名店が日本にも進出し 浸透しつつありますが、

僕が愛してやまないのが 『鶏肉飯』です。


台湾中部の 嘉義地方が発祥の食べ物ですが、

いまや台湾全土で食べることが出来ます。



台北で食べるなら ココがおすすめです。



亞洲イキアタリガッカリ



梁記嘉義鶏肉飯

台北の松江路から一本入った場所にある

地元の人たちで賑わうお店で、

本場 嘉義の鶏肉飯のほか

魯肉飯や様々なおかず、スープがメニューに並びます。


ココの鶏肉飯はタレが格別です。

適度な脂。

奥深い甘み。

ねぎの香り。

これが 柔らかく細裂きにされた鶏肉と相まって

ホカホカ御飯と共に口に入った瞬間の!

ウマさ!

香りが鼻の奥に抜ける瞬間の!

芳しさ!


自分の中では

この店の鶏肉飯が King of 丼 です。



台北に着いたら

まずは荷物をホテルに投げるように預け、

飛んで駆けつける 梁記嘉義鶏肉飯。



人柄いいですよ。彼は。



梁記嘉義鶏肉飯

松江路90巷19號
松江路の「松江詩園」という公園の北側の道を西に入る。

南京東路からは吉林路との交差点を南下し、

「長安國中」という学校を東に折れてください。

学校の向かいにあります。

日曜日は休みなので注意が必要です。