僕はこれまで 北京を本格的に訪れたことがありません。


これまで数回 北京首都空港を利用しましたが、

そのすべてが乗り継ぎのための立ち寄りです。



しかし、どうも僕は あの空港との相性が悪いらしい…




北京首都空港の第3ターミナルは

たいへん広くて美しい建物です。

まぁ 大陸中国の表玄関ですし、

オリンピック開催都市のゲートなわけですから、

国の威信を掛けて建設した施設というところでしょう。


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天井が高く、

最近の空港ターミナルデザインの流行に違わず

ガラスを多用した 外光に溢れた設計です。



綺麗なんですけど。



なんか冷たい。



申し訳程度に 中国様式の庭園を模した空間がありますが、

これも どこか余所余所しい。


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朝もやのイメージなのか、

池にはドライアイスを焚くガッカリさです。




上海浦東空港には

こんな押し付けがましい演出はありません。




ところで、中国では 入国を伴わない乗継でも

トランジットの審査があります。

(最近はアメリカもみたいですが)

これがまた煩わしいのです。

おかげで最低乗継時間の設定が長くなっています。

ハブ空港としては決定的なマイナス要因です。


通常の出入国スタンプは

丸型が「入国」、角型が「出国」ですが…


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トランジットの際は

これらと違う 六角形のスタンプが押されます。


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単に僕の運が悪かったのかもしれませんが、

僕は 北京でのトランジット審査の担当係官に

必ずあれこれと難癖をつけられます。


やれ「写真と同一人物ではない」とか

「仕事先のIDを提示しろ」とか。

へったくそな英語で命令調にやられると

ホントにうんざりします。



中国に着いて 中国人とのファーストコンタクトが

あんなに不愉快なんて。

役人には役人の矜持があると言われれば

それまでですが。





そんなわけで

目下、僕にとっての北京ってヤツは

いけ好かない美人

のような存在です。



ああ やだやだ。