世界一詳しい 『亜洲界世』ガイド。

福岡市中央区港にある台湾屋台料理の店

『亜洲界世』



僕が大好きなお店です。



昨日に引き続き定番メニューの紹介。

店のものは全部おススメなのですが、

押えておくべき料理をできるだけ詳しく解説しています。




中華料理店ならだいたいどこにでもあるメニューでも、

『亜洲界世』のご主人が作ると

一味も二味も違います。

その代表的な存在が

「エビのマヨネーズ和え」


亞洲イキアタリガッカリ
どうですか!この美しい姿。

プリップリのエビに衣を着けてカラリと揚げ

マヨネーズで和えたものですが、

口に入れた瞬間 フルーティーな甘みが広がります。

その秘密はマンゴーピューレ

マヨネーズだけだと酸味が前面に出すぎてしまうところ

マンゴーのふくよかな甘みが加わることで

エビの風味とマヨネーズのコクが

格段にアップしています。

エビが熱いうちにサッと食べてしまうのがおススメです。

700円。





甘みでやさしい気持ちになれるメニューをもうひとつ。

「トマトと玉子炒め」


亞洲イキアタリガッカリ
中華の世界ではトマトを炒め物に使います。

火を入れることで トマトは酸味も硬さも角が取れて

やさしく甘さが引き立ちます。

ふわりとした玉子がトマトに寄り添って

中華だしが 二人の仲を取り持つ。

そこに 葱とブロッコリーが彩りを添えて…。

食事の中盤のタイミングで注文すると

ホッとすること請け合いです。

580円。






カウンターの上には

期間限定メニューや 新作が掲示されていますので

見逃すわけには行きません。

この日は「湯葉春巻」が!


亞洲イキアタリガッカリ
パリパリの湯葉の中に包まれているのは

豚肉のミンチと思いきや

豚肉と白身魚のつみれです。

魚の身が加わることで ジューシーさに

深みがプラスされています。

酢醤油が添えてありますが、

そのままでもイケるくらい旨みが厚いです。

定番メニューになるといいのですが…。

580円。





ヤキソバ好きの僕の一押し。

「屋台ヤキソバ」


亞洲イキアタリガッカリ
表記が全カタカナなのも 僕好みです。

ヤキソバは その語源は別として、

既に「そば」を「焼いた」ものではなく

ヤキソバとして一つの世界を築き上げています。

下北沢が 「北沢」の「下の方」なんかではなく

シモキタザワであるのと一緒です。

…言ってる自分が混乱してきたので 話を戻します。

塩味でもない。ソース味でもない。

柔らかな甘みの醤が 平打ちの麺に絡んで

腰が砕けそうになるほど美味い…。

昨今「B級グルメ」などという呼称で

ヤキソバを括る風潮がありますが、

『亜洲界世』の「屋台ヤキソバ」は

Bのふりをして Aなヤツです。

650円。







さぁ。では真打ち登場と参りますか。

『亜洲界世』に君臨する王の中の王。

「とん丼」


亞洲イキアタリガッカリ
「とん丼」とは すなわち「魯肉飯」のこと。

台湾におけるNo.1ソウルフードと言っても過言ではないメニューです。

台湾では そぼろ肉を使うのが一般的ですが、

『亜洲界世』の魯肉飯は贅沢にも豚の角煮を使います。

よく煮込まれた深遠なる甘さの豚肉には

台湾でおなじみのスパイス五香粉を効かせています。

これをそのままお召し上がり頂くのは

上品に過ぎると言うものです。

ここは豪快にレンゲでかき混ぜてしまいましょう。


亞洲イキアタリガッカリ
これこのように。

こうすることで、お米の一粒一粒にまで

豚肉と五香粉の風味が染み渡り、

丼の中は さながらアジアの混沌と化します。

こんなに美味い魯肉飯は台湾にも無いと

僕は思っています。

これがあるから 僕は台湾禁断症状が出ずに済むほどです。

この丼食べたさに遠方から足を運ぶお客さんも多いのですが、

仮に僕が大隅半島の南端に住んでいても

距離をものともせずに 店に通ってしまうに違いありません。

しかも!

値段が!!

390円。


トーカ堂の北社長もびっくりの安さです。

どうだ 参ったか。






あぁ。

デザートがまた最高に美味いのですが、

そこまで話ができませんでした。


次回は スイーツ好きな女の子を一発で落とせる

すばらしいデザートたちをご紹介します。

乞うご期待!




亜洲界世


福岡市中央区港2丁目4-24 1F

092-732-5258

営業時間 17:30~翌1:00


福岡市の那の津通りを 天神方面から西公園方面に向かうと

右手に福岡銀行湊町支店があります。

この角を右折。

さらに3本目の小道を右折です。



しつこいようですが、

ご主人と奥様はすごく優しい人たちなので

態度の悪い人は行かないように(笑)