マカオでの朝食は

だいたい決まった店で食べています。



ホテルは朝食付きなのですが、

食べたのは一度きりです。

せっかくの食事チャンス

特徴の無いホテルメシで

無駄にするわけにはいきません。




新規開拓してもいいのですが、

どうにも惚れ込んだ店があって

浮気できないでいるのです。




それが、マカオ半島中心部

『十月初五街』にある

大龍鳳粤菜茶樓



亞洲イキアタリガッカリ


この通りは古くからの店が集まるエリアで、

かつてはマカオ一の繁華街だった場所です。

中国系の老舗のなかでも

ひときわ味わいのある

この大龍鳳茶樓は

点心の名店なのです!




早朝6時に開店し、

地元のおっちゃんたちが

新聞片手に早茶を楽しむ姿を

見ることができます。


亞洲イキアタリガッカリ

普段着のマカオです。


上の写真奥の カーテンがある隅は

ステージになっています。

午後4時ごろからは

ここで広東オペラが上演されます。


が、



僕は観たことはありません。





席に着くと まずお茶を注文しますが、

何も言わなくても

急須を持ってきてくれます。

だいたい プーアル茶かジャスミン茶です。

飲みたいお茶があるときは

ちゃんとアピールしてください(笑)。




店の一角に点心コーナーが。


亞洲イキアタリガッカリ

奥の蒸篭には

自慢の点心たちが蒸し上げられています。

言葉が通じなくても

ここまで行って

蒸篭の中身を見せてもらい

食べたい点心があれば

「ン コイ!(ちょうだい!)」

と言えばいいのです。


簡単♪簡単♪




亞洲イキアタリガッカリ


のんびりした雰囲気の中

マカオっ子に定評のある点心を

ゆっくりと味わう幸せ…。



カジノで残念な結果に終わった朝も

心を癒してくれます(泣)





ところで、今回

お店でこんなモノを見つけました。



亞洲イキアタリガッカリ

キッチャッ。

広東ソースです。

香菜 香料 酢 砂糖などでつくるものですが、

ケチャップの発音と似ています。

以前の記事 で書いたように

ケチャップの語源は

福建語の魚醤という説が有力です。

こうしたソース全般を

中国南部から東南アジアでは

似たような発音で呼ぶようです。


喼汁ウスターソースっぽい調味料です。

どちらが先祖なのか不明。




いずれにしても

古くから人や物の行き来が盛んだった

この地方を物語るモノですね。




食文化って面白いです。





大龍鳳粤菜茶樓

住所: 澳門 十月初五街127-129

営業時間: 6:00~19:00



タクシーで行く際は

運転手に以下のメモを見せてください。


「十月初五街

大龍鳳茶樓」