先日、楽助さんと遊んでいたら、足の裏に何かがちくりと刺さった。

白くて、鋭くて、小さいそれは、


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彼の乳歯だった。


掃除機に吸い込まれる前に、今一度あたしの足に食いつくとは。

別れて間もない所有者に気を遣ったのだろうか。


こうして、あたしのあずかり知らないところで

彼は子供時代をぽろぽろと脱ぎ捨てているのだ。


などと感傷に浸っていたら、今度は現役の歯が足に食い込んだ。



おとり作戦とは。

考えたな、小僧。



*********ニャッパ観察日記**********


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新学期に向けて鋭意成長中。