「You're a Good Man,Charlie Brown」
全公演終了致しました。
関係者、並びにご来場下さいました皆様、応援して下さった皆様、誠にありがとうございました。
この公演のお稽古が始まったのは6月4日(事前の歌稽古)でした。
ミュージカル作品のお稽古としては短過ぎる稽古期間だったので、お稽古が始まるまでは不安がかなりありましたが、始まってみると怒涛のお稽古で、なんとお稽古3日目には通し稽古!!
すごいすご過ぎる!
それに対応してしまうキャストの皆さんに驚いたと共に、さすが主催の伊藤さんが信頼を置いている方が集まっただけあるんだなぁと感心しておりました。
しかしながら、個人として正直な部分を述べさせて頂きますと、お稽古が始まってからしばらくの間は、自分の舞台上での「居方(いかた)」が全くわからなくて、ずっと不安でした。
どういう事かと言うと、
今回作品の中で、黒子的な役割だったり、小鳥だったり、色々やらせて頂きましたが、どの場面もキャラクターとの直接的な交流はほぼないので、自分はこう解釈してここに居るけど、でもこれをやったら邪魔になってしまうんじゃないかな??みたいな考えがずっとあって、自分の中での正解が全く見えなくて、もやもやした状態がずっとあったままのお稽古だったのです。
まぁ、それは演出の赤澤ムックさんには全てバレておりましたが😅
今回が初めましての方ばかりだった事もあり、大変失礼な話ではあるのですが、信頼してなかったんだな、って思います。
何がきっかけだったかは明確には覚えていないんですが、
キャストの皆さん、それぞれ素晴らしいキャリアも技術も感性も持っていらっしゃるし当然のことなのですが、こちらが何かを投げても失敗しても、それをちゃんと受け止めてくださるんだ、と安心した時があって、それからは楽に居られるようになったんです。
こんな事言うのは役者として恥ずかしい事なんですが、改めてオープンマインドでいる事の大切さを痛感しました。
後、ご観劇下さった方はわかると思いますが、今回の変形舞台。
稽古場では模型を使って説明を受けていたのですが、実際セットが組み上がってみないとわからないことも多く、出ハケも色んな場所からあるので、頭を整理するのに時間を要しました。
作品自体がピーナッツの四コママンガを繋ぎ合わせたような作りになっているので、場面の順番を覚えるのにも必死でした。
って、大変だった事ばかり連ねてしまいましたが、
作品の持っているユーモラスとシニカルさ、楽曲の心地よさ、そして個性が豊かすぎる皆さんの芝居でお稽古は毎日刺激的で楽しかったですよ!
劇場に入ってからは、スタッフの皆様とキャストの有志の皆様のお力で、すっごく素敵な舞台セットが出来上がって、劇場とは思えない、本当に公園が出来ちゃった!って大興奮で、毎日芝居をしてるって言うより、公園で遊んでると言う感覚でした。お客様を巻き込んでの盛大な遊び!
開場中にお客様を出迎えてくれたシアタークルーの皆さんのお力もあって、毎公演初めから温かい雰囲気でお客様が見て下さったのも有難い限りです。
特に星空が現れた時のお客様のハッとしたような空気感。本当に私も幸せな気持ちになりました。
こんな経験なかなか出来ないなって事をたくさん経験させてもらえた公演でした。
またあの公園で遊びたいな
公園と公演って書きすぎて訳わかんなくなってきてる笑
来てくださった皆様の心に少しでもhappinessが感じられたなら幸いです。
本当にありがとうございました。
希♪