空を仰げば、雨だったんですが。 | 続・酒場FUKUSUKEの夜に変更

空を仰げば、雨だったんですが。

4月20日の国立は雨。
もう三件も本屋をまわっている。
この日は、こだま和文氏の「空をあおいで」の発売日。
すぐ帰ると思ったのだが、売り切れのようだ、一冊もない。

「なんだよー。地元なのに。」とぶつぶついいながら。

だが立ち戻って、はじめに行った増田書店へ。
ここには、番頭さんみたいな古株の店員さんがいて、
その人に聞けばほんの種類、在庫などが完璧に把握されている。
迷わず、聞いてみた。

「あー、あのトランペッターの人ねー。」
ご存知らしい。

「一冊あったな~。」
といいながら、さっきなかった音楽コーナーの方へ。
すると近くにいた若いおしゃれな店員さんが浮かない顔。
番頭さんの「おまえか!」という眼。

スタッフルームの出入り口に行って、もうしわけなさそうにてれくさそうにわたされた。

どうやら若いて店員さん、本が売れ最後のをキープってたらしく、
普通はむかつく人もいるかもですが、私はなんだかそのやり取りが滑稽だった。
番頭さんが「本は入ってきたら渡すから。」なんて慰められたてたな~。若者を。

なかなか書店で本の売れない時代。

「よーし平積みにするぞー。」といきまえていたな~。番頭さん。


国立らしいというが最近なかったのですが、憂鬱な雨の日になんだかほっとした感じだった。

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