某メーカーの美白化粧品で多くの女性が白斑になったというニュース。こういう皮膚変化に限らず、赤みやヤケド状の炎症など、化粧品によるトラブルは大きなニュースにならないから知らずじまいになっています。

 九州在住の友人は、40歳代はじめ頃から、急に今まで普通に使用していた基礎化粧品にカブレるようになり、皮膚科を受診したら「シャンプー・リンスが原因」と言われたそうです。シャンプーやリンスってお風呂場の高温状態におかれるので確かに防腐剤が通常の化粧品より高濃度に添加されていますよね。その話を聴いたときは、そんなものかと思っていました。

 しかし、何年か後、私にも化粧品カブレが起きたのです。ファンデーションを付けると頬に何箇所も赤みが出て、皮膚科の薬剤(非ステロイド系)を付ければ治るのですが、その薬と化粧品が混じると更にカブレて赤みが増すのでメイクができません。仕事柄、ノーメークのわけにもいかず、あれこれ各メーカーの基礎化粧品やファンデを試しましたが、試せば試すほどカブレや赤み、ヒリヒリ感が増すのです。

 ほとほと困り果て、ネットで何日もかかって調べたら原因は皮膚のバリア機能の低下ではないかと気がついたのです。

美肌はコラーゲン、エラスチン、セラミドのバランスが保たれないと肌の水分不足から乾燥状態になり、外的刺激(紫外線、塵埃、化粧品、花粉など)の影響を受けやすくなり肌トラブルになるのだそうです。バリア機能を司るのはセラミドなんです。

 化粧品店の店頭ではお肌チェックをいつも受け「肌の水分量はキープ」されているという結果を密かに自慢していたこの私が?!信じられませんでした。

 そこで、肌のDNA検査を受けることにしました。結果は、やはりシミ、シワ、肌トラブルのリスクが最高に高いと出ました。シミやシワは加齢とともに誰にでも現れるのでさほど気にしませんが、バリア機能低下はどうにかしなければなりません。海外取材で知らず知らずのうちに強い紫外線を浴びたことが皮膚を弱めた原因なのでしょう。これからだって取材であちこち行くわけですから、早急に対処しなければ死活問題です。

 幸い、セラミド含有の化粧品やサプリメント