最初に、敷地の広さの問題を取り上げましたので
引き続き「立地論」についてお話します。

まず、日本人が日本からわざわざ、
このフィリピンにやって来て移り住むために

どれくらいの敷地の広さが必要なのか、
という問題についてお話します。

マニラでもセブでも、
よく見かける分譲地の敷地は200m2が多いです。
昨日の写真の敷地も200m2です。

それは、何故そうなのかというと
ただ単に、売る側の分譲業者の都合です。

土地分譲で利益を多く出したいために、
敷地の面積を小さく切って売りやすくしているに過ぎません。

じゃあ、広い土地を買えばいいじゃないかと、
思うかも知れませんが、広くて安い土地など都会にありません。

そもそも、何故わざわざ地価の高い所に、
日本から移り住んで来なければならいのか?

それは、日本人が都会暮らししか頭にないか、
または、「現地の女性」の希望に押されているからです。

日本人が、リゾートのために健康のために人間らしさのために
何が必要かという発想がまず第一に必要です。

それで、いったいどれ位の広さがあれば、
リゾートを求める日本人の要求に応えられるのか?

そこを私のプロジェクトでは、750m2と出しました。

私は、現在8000m2の敷地に住んでいますが、
広いとまた値段も高いし管理も大変で頭の痛いものです。

敷地の広さは、フィリピンのような熱帯で、
快適に生活するために、一定の広さが絶対に必要です。

これは、飽くまでもリゾートとして住むためにということで、
都会で狭い敷地でエアコンで生活するようなことは想定外です。

そういう都会暮らしが良ければ、
わざわざ暑いこの国に来て住む必要がありません。

暑い国に来て、まず一番重要なのは、
風の道を活かして殺さないということです。

風がいのちなのです。

私のセブ理想郷プロジェクトでは、
風を活かす「風の村Jビレッジ」(風の谷ナウシカを真似て)を
コンセプトにしました。

750m2の敷地に、仮に建坪30坪100m2の建物を建てたとしても、
残りの650m2が空地として活かされますので快適です。

さらに、再度昨日お見せした下の区画図面をご覧下さい。

両側に建物建築部分を配置して、
真ん中にオープンスペースとして緑地帯を設置しています。

これは、そういう意味かと言いますと、
3750m2の緑地帯がすべての区画に接していますので、
合計4500m2の敷地に住んでいるのと同じなのです。

この広さが、セブ理想郷建設プロジェクトの一つの特長です。

さらに、それでは何故セブのサンタフェなのかという問題は、
長くなりますので別の記事に分けてお書きします。

Image.jpg