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写真は、Jトピアの環境の中でビジターの小比賀さんが過ごす光景ですが、どうしてJトピアがこのような環境なのかをお話しします。

そのためにはまず現代人の大変な錯覚についてお話ししなければなりません。それはどういう錯覚かと言いますと、人間には都市が一番住みやすい環境だと思い込んでいることです。

そういう発想で、人間は花も木も無い(後で植えます)、虫も魚も鳥も居ない人工の都市空間を作り上げました。

セ ブ島のリゾートホテルもそうした「都市空間」なので砂浜も人工の渚なのですがそこで観光客は「自然」の中に居るものと妄想して過ごします。その人工の「リ ゾート施設」で過ごすために観光客は高い代価を払うのは当然だ思っています。しかし、それは現代人の妄想で、偽物の自然なのです。

Jトピアの発想は、そもそも生き物は、虫も魚も鳥はもちろん、その前に植物が元気で生きている環境でこそ人間も元気に生きられるのだと考えます。だから、人間は自分だけで生きているのでは無くて自然の中に生かされているのです。

それが、地球で一番価値ある存在なのですから、セブに行く目的はそんな素敵な自然に会いに行くことですが、現代人は値段が高いモノに価値があると妄想して、タダの自然には何も価値が無いと思って関心がありません。

そんな素敵な自然は、地球上の生き物にはすべて分け隔てなく、もちろんタダでふんだんに注がれているものです。お金を要求するのは人間なので自然ではありません。

それで、Jトピアの設計思想は、素敵な自然に触れて、それを取り込んで、手入れをしながら、自然の中で人間が元気に生きられる環境が最高だという理念で作っています。