【7日目】

相変わらずしんどそう。

酸素も93になったり98になったり。

98になるなら93は計り間違えかな?

ぐらいに思っていました。

咳も前日より少しひどく。

(肺炎の咳とまでは思いませんでした)

 

この日「ホテル療養の枠が空きました」と

電話がありました。

(主人は話すのがつらいため

これらのやりとりも私が)

 

看護師さんがいてくださっているホテル。

娘たちへの感染リスクも避けられる。

ありがたかったです。

 

ただこの電話の保健所の方は

1日3回看護師さんが診にきてくれる。

主人がほぼ歩く気力もないため

届けた荷物は部屋の前まで

持っていってもらえるか聞くと

「看護師が受け渡します」と。

 

 

これを信じて

ホテル療養にしていたら

主人は中等症2では

済まなかったかもしれません。

 

電話を切った後、

ホテル療養をネットで検索しました。

 

“看護師は1日2回電話対応。

 医療行為はできない

 片道切符、完治するまで帰れない”

…そりゃそうですよね。。

 



“食事はロビーまで取りに行く”

 



…動けない場合

部屋の前まで持ってきてもらえるのか…

本当に届けた荷物は部屋の前に

置いてもらえるのか?

 

それを確認したくて

再度保健所に確認をしました。

 

すると基本できませんと。

 

食事はほとんど食べれてなかったので

まあ取りに行けなくても良いとして…

 

「動けそうな時はもちろん自分で

 取りに行きますが、

 勝手を言って本当に申し訳ないですが、

 動けない時は

 部屋の前まで置いていただくことは

 可能ですか?」と聞くと

 

1人だけ特別扱いは出来ません、と。

 

主人にその旨を伝えると

「一人は不安だから、家がいい」と。

 私も主人の体調をみていて

家の方が良いかもしれないと思いました。


しかし

万が一のときは

自宅療養者よりホテル療養者が

優先的に入院ができると

保健所の方が言いました。

 


このホテル療養についてのやりとりは

保健所は「ホテルに直接聞いてください」と

ホテルは「保健所に確認します」

「キャンセルするなら区の保健所で」

区の保健所にかけると「それは市が」と

ホテル、市、区と何十回電話しました。。

(大事な回線を申し訳ありません)

 


ホテル療養はキャンセルしました。

 


キャンセルすると

もうホテル療養はできないとも

言われましたが


動けない主人が無理してホテルに行き

食事や差し入れも取りにいけなかったら

不安なので、キャンセルしました。

 

保健所の方に

「すごく愚痴っぽくて

申し訳ないのですが…

動けない自宅療養の主人より

自分でご飯を取りに行けるホテルの方が

入院が優先ということに納得いきません」

と泣きながら伝えました。

 

「そうですよね、そう思います。

 もう一度保健所の医師に

 確認してみますね」と。

寄り添って対応して下さいました。


また電話を下さり

入院待機(エントリー)を

提案してくださいました。

 

入院は基本40歳以上、重症者のみと

丁度報道があったばかりだったので

「出来るのですか!?」

 出来るならしたいです」と

懇願しました。

 


主人の症状を改めて確認し

「ただエントリーしていても

重症者の方が順番に割り込むカタチに

なるので本当にいつになるか

分かりません」と。

 

それは仕方ないので

それまで自宅療養頑張ろうと

思いました。

 



その晩(約4時間後)

「入院先が決まりました。

今から入院先に向かってもらいます。

30分で準備できますか?」と電話が。

 


驚きました。

まさかこんな早いとは。

 


…この時は正直

重症でない主人が

貴重な病院のベッドを

良いのだろうか…と

申し訳ない気持ちと

中々良くならず不安だったので

お医者さんに診ていただきたい。

という気持ちでした。

 

 


入院しすぐに

採血、酸素濃度、CT、レントゲンを

検査してくださったようです。


検査していただけることが

本当にありがたい。

 

 


肺炎あり。


【中等症2】 



酸素投与。

レムデシビル点滴。

ステロイドの内服。


重度の脱水のため

血管がぺちゃんこで

点滴も中々刺さらず。





翌朝

主治医の先生から私に電話があり

治療の説明を受け

 

「万が一重症になった場合

転院します。

転院先が見つからなければ

エクモはありませんが

うちで診ます。

 

コロナはいつ急変するか

分からないので

奥さんは24時間いつでも

電話に出れるように

しといてください」と。

 

 

涙が止まらなかったです。

しばらく動けませんでした。

 

あと1日でも早く

入院出来ていたら

マシだったのか

そんなに辛かったのに

気づけなくてごめんという気持ち。

 


娘がタオルで何度も

涙を拭いてくれました。

 


入院してからは

いつも以上に

LINEをしました。

 



背中側の肺の音が良くない。

白血球の数値が良くない。

トイレに歩くと酸素濃度が低下。

(動くと93まで下がる

 一番低い時で90でした)


入院3.4日目も

酸素を外せずでした。


主人からの状況連絡を待つばかりでした。

先生と主人を

信じるしかありませんでした。



ごはんは

元気になるために

頑張って半分は食べていたようです。




そして入院5日目。

中々外せなかった酸素投与が

昼から翌日朝まで外した状態で

97で安定したため


「明日退院になった」と連絡が。

 

退院目標が2週間ほどと

聞いていたので


「え!?明日?

 安定してすぐ大丈夫なの?

 急変しないの?」


不安でしたが

逼迫している現状。。。

 

入院出来たことに心から感謝です。

 


翌朝10時に退院して

自宅に帰ってきました。

(放置していた隔離部屋を

 退院の連絡後あわてて

 大掃除+除菌しました)

 

すこーし痩せていましたが

無事帰宅してくれました。


まだ頭痛があり

気力嗅覚味覚は

ないようですが

今は日々元気になっていると

実感しています。

 

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現在は更に医療逼迫しており

入院出来る基準の

血中酸素濃度の値が

どんどん下がっています。

(今は90きらないと

 入院できないとか…?

 おそろしいです。)



先生や看護師さんのご家族も

どんなに不安な日々でしょう。

 

どうか医療逼迫が

緩和されますよう

改めて私たちひとりひとりの

意識を高めなければ、と痛感します。

 


発症から1週間くらいで

重症化しやすいと

言われています。

重症化する前に治療が出来ますよう。

治療薬が出来ますよう。

 

 


長文失礼しました。

ブログに書こうとおもったのは

保健所とのやりとりを

色々書いてしまいましたが

本当に親身になって

対応してくださった

保健所のUさん、Sさんへの

感謝の気持ちからです。

コロナでなければ

直接御礼が言いたい

お手紙を書きたいくらいです。

電話も貴重な回線ですし

個人的なブログで

思いの丈を吐きださせて

いただきました。


本当に本当に本当に

ありがとうございました。


 

また舞台案内!で

このブログに投稿できますよう(^^)

 

娘たちに明るい未来を

願うばかりです😊🍀